肩甲骨やわき腹などの背中が、突然痛くなる「ギックリ背中」が多発しているのでご注意下さい。
こんにちは!大阪市城東区鴫野にある段上はり灸整骨院、野球好き院長の段上 功(だんじょう いさお)です^^
3月におこなわれるWBCに向けて、侍JAPANのメンバーが発表されましたね。あと1人は決まっていませんが、全体的に若い選手に期待をかけた選出となりました。脇を固めるベテラン選手が鍵になる大会になりそうですね。
【ギックリ腰ではなくギックリ背中】
肩甲骨やわき腹、腰ではなく「背中」辺りが突然「ズキッ!」と痛くなることってありませんか。
例えば、
腕を伸ばして上に置いてある物を取ろうとした時。
布団を掴み、腕を大きく振り上げた時。
誰かに声を掛けられて急に振り返った時。
イスに座った状態で下の物を拾おうとした時。
「ウッ!!」という吐息交じりの声とともに、息が出来ないぐらいの激痛が走るやっかいなこの症状。
ギックリ腰ならぬ“ギックリ背中”とも呼ばれたりします。
今この痛みを訴える方が非常に多くなっています。
【それが起こる原因は?】
奈良県で治療院を開業する同業者の野島さんも書かれていましたが、ボクのところでも先週末ぐらいから多く来院されています。
この「ギックリ背中」は、突然やってくるのではなく、ギックリ腰や寝違えと同じように疲労が蓄積することにより起こります。
筋肉というのは本来、輪ゴムのように伸び縮みをおこないます。
こうやって伸び縮みをするお陰で、腕を伸ばしたり、くびを上下に向けたり、カラダを捻ったりすることが出来るんです。
それが、姿勢の悪さ、血行不良や冷え、ストレスなどによって疲労が蓄積することで、筋肉が硬くなってしまいます。
そういう状態になると、柔軟性が落ち、伸び縮みする動きに耐えられなくなり、筋肉の繊維を痛めてしまうんです。
古くなるとすぐにちぎれる輪ゴムの状態です。
ここまで完全に切れているわけではないですが、イメージとしてはこんな感じです。
【ではなぜ背中に起こるのか?】
これは正直どこに起こってもおかしくはありません。
どの筋肉に疲労が溜まっているか、どの筋肉を使うかによって起こる場所は変わります。くびに起これば寝違え、腰に起こればギックリ腰、背中や肋骨付近で起こればギックリ背中という風な感じです。
まぁ一つ言えることはどれも痛いということです。笑
肩甲骨や肋骨、わき腹辺りも含めて扱われる背中は、腕を挙げたり、くびを動かしたり、カラダを曲げたり捻ったりする時に必ずどこかしら使うので、なってしまうと後が大変です。
実際になられた方はわかると思いますが、身動きもとれなくなりますし、呼吸に関わる筋肉もあったりするので、息がしづらいなどの症状を伴うことも多いんです。
ならないように心掛けることが何より大切ですよね^^
【予防も治療も同じ!とにかく温めよう!】
先ほどもお伝えしましたが、筋肉の柔軟性が落ちること、すなわち筋肉が硬くなることで痛みが生まれやすくなるわけです。
なので、対策としては筋肉を硬くしないこと。
運動をすることと、温めることのこの2つが大事です。
筋肉は同じ姿勢が続くと硬くなり、そして冷えると硬くなります。
だからこの時期にじっと座っていたりするとギックリ背中は起こりやすいです。
なので、長くじっとしていることが続く際は、タオルを使って背中や肩甲骨を動かしたり、カラダをゆっくりと捻ったりして固まらないようにして下さいね。
あっ、無理に運動をはじめたりすると、それが原因でギックリ背中になることもあるので、出来るだけゆっくりとおこなって下さい(笑)
あとはお風呂とカイロは欠かさないようにして、外出する時もマフラーや上着などで寒さ対策をしっかりとして下さいね。
そして、痛くなった時もとにかく温めて下さい。
一般的にはこういう場合冷やすことが多いです。
たしかに冷やす方が痛みは引きやすくなりますが、回復は遅くなります。冷えて硬くなることで出てきた痛みなのに、冷やしてしまったら本末転倒ですよね。
詳しいお話はコチラをご参考下さい^^
それと、繊維を痛めているので揉むのも厳禁です。
揉んじゃうとめっちゃ長引きますよー。笑
しっかり温めることが出来て、尚且つ鍼やお灸をおこなうことが出来たら、2~3日程度でほぼ痛みはなくなります。
でも痛くならない方が絶対にいいので、気を付けて下さいね(笑)
このギックリ背中も、ギックリ腰と同じで必ず「だるさ」や「違和感」などの「前兆」があるので、それを見逃さないようにしてくださいね。
明日もまだ少し寒いみたいなので、しっかりと温まって痛みのない良い一日にしましょ~!
本日は以上です!それではまた~♪
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