優勝マジック1とした大一番で先発する大谷翔平選手を、前日に鍼灸治療をおこなうなら、こんな治療。
【優勝マジック1の大一番での先発】
こんにちは!
昨日、日本ハムが負け、ソフトバンクが勝ったため、日本ハムの優勝マジック1は変わらずに、優勝は今日以降に持ち越しになりました。
ソフトバンクが負ける、もしくは日本ハムが勝つか引き分けるかで優勝が決まります。
その大事なマウンドを任されるのは二刀流・大谷翔平。
いやー、ドラマです!!出来過ぎてます!!
プロ野球ファンとしてはたまらないシナリオですよね。
思い返してみれば、広島が優勝を決めた試合も黒田博樹が先発のマウンドでした。
スター選手には、やはり何か引き寄せるものがあるんでしょうね。
そんな感じで野球の話を進めようと思いましたが、普通に進めてもおもしろくないので、違うことを書こうと思います^^
優勝を決める大一番。
マウンドを任される大谷翔平。
恐らく、投手としてだけでなく打者としても試合に出場するはずです。
もしボクが、投打共に大事な役割を担うそんな大谷選手のトレーナーだったら、どんな鍼灸治療をするのか、今日はそんなことを書いてみたいと思います。
【自律神経の調節】
大谷選手は、普段テレビで見ていても非常に冷静です。
取材やヒーローインタビューで質問を投げ掛けられても、落ち着いて、自分の言葉で話しています。
きっと、自分をコントロールする自制心が強く、あまり感情を表に出さないタイプなんだと思います。
ただ、ソフトバンクとのし烈な優勝争いを繰り広げる中で、楽天戦で放った同点タイムリーの後の大きなアクションのガッツポーズは、今までにない姿だったように思います。
それだけ目の前の勝利に必死になり、いつもは抑えていた感情が前面に出てきたのではないでしょうか。
そしてまた、その後逆転するためにチームに活を与えるための演出もほんの少しばかり入っていたように思います。
だから、優勝を決める大一番では、恐らく感情のこもったプレー、そして大胆なアクションが見られるように思います。
普段は冷静でも、かなりキモチは高ぶっているはずです。
もしボクが前日に治療を任せてもらえたなら、その高ぶったキモチをほんの少し落ち着かせる治療をまず入れます。
適度なリラックスを与える治療をおこない、その晩の睡眠の質を高めます。
ぐっすり眠ることにより、本来あるパフォーマンスを最大限に出そうと考えます。
キモチを落ち着かせる治療は、胃腸の調子を良くし、緊張していてもしっかりとご飯を食べることが出来、また消化も良くなるので便通も良くなります。
スポーツをする時に良いパフォーマンスを出すためには、適度な緊張と適度なリラックスが必要です。
また、筋肉にも適度な硬さと適度な柔らかさが無くてはなりません。
キモチが高ぶりすぎてもダメだということです。
まずは、その自律神経の調節をメインにおこないます。
【背中・肩甲骨の治療】
次にフォーカスするのは、背中の筋肉を緩めること。
投手も打者もそうですが、カラダを捻る回旋という動きには背中の筋肉の柔軟性が欠かせません。
また、背中の筋肉が硬くなった状態では腕の動きも悪くなります。
イメージしにくいでしょうが、背中を丸めて猫背姿勢を作って、実際に腕を挙げてみて下さい。
腕が思うように挙がらないのがわかるはずです。
背骨の横の背中の筋肉を緩めることと同時に、肩甲骨周りの動きを良くしていきます。
元・広島カープの前田健太投手がやっていたマエケン体操をイメージしてもらえば分かると思いますが、肩甲骨の動きは投手には大切です。
ただ、ある程度の筋肉の緊張は必要なので、緩めすぎないようにするのがポイントです。
一気に緩んでしまうと、投手は感覚が違って思うように投げられなくなります。
この刺激の仕方はスポーツ選手を治療する上では非常に大事です。
【お尻・殿筋・股関節の治療】
次に緩めたいのがお尻の筋肉。
骨盤や股関節、殿筋などと呼ばれるところですね。
スポーツにおいて股関節・お尻は非常に大事です。
なぜなら、体重移動の際に必ず使うからです。
投手が片足をあげた時の軸足、右投手であれば右足ですね。
そこでしっかりと支えてくれているのが、股関節・殿筋です。
投げることにおいては、この時の「タメ」が大事です。
つまり、股関節・殿筋が大事だということ。
そこから左足を前に出してカラダを支え、力を逃がさないように踏ん張ります。
この時に力が逃げたり、ブレたりすると良いボールは投げられません。
打者でもそうです。
大谷選手の場合左打ちですよね。
なので、前足である右足を上げながら後ろに体重移動をしていきます。
その時に軸足である左足で力をタメなければ、ボールは遠くへ飛んでいきません。
ゴルフスイングの動きも同じですよね。
しっかり壁を作りますよね。
そのタメを作る股関節・殿筋が大事だということ。
大谷選手の場合は右投げ左打ちで、投手・野手のどちらもこなすので、左右両方の股関節・殿筋に大きな負担が掛かります。
その負担は通常の野球選手よりも遥かに大きいと考えられるので、必要以上の張りが出ていないかを確認しながら治療していきます。
【脇腹の治療】
肘や肩など、治療をおこなう部分はもちろんたくさんあるのですが、大谷選手の動きを見れば、脇腹の辺りの治療は入れたくなりますよね。
投手でもそうですが、打者の方で負担を掛けることが多いからです。
今年のオフに大幅な肉体改造をし、繊細なバッティングに豪快さがプラスされました。
本塁打の数が22本を数えることからもその成果がわかりますよね。
ですが、若干反り返りながら打つ、思い切り振り切るパワフルなバッティングは、先ほど挙げた背中と脇腹に負担を掛けます。
その脇腹への負担は、打者としてだけでなく、投手・大谷にとって決して良いものではありません。
普段からかなりケアをしているようですが、疲労も緊張もある一戦では、緩めておかないとケガのリスクが高くなります。
大谷選手は日本球界どころか、世界の宝ですからね。
優勝の大一番で、ケガのリスクが少々あったとしてもチャレンジするとは思いますが、野球ファンとしてはあってほしくないですよね。
だから、治療者としてケガのリスクを減らす治療をおこないます。
【まとめ】
そんな感じで勝手に大谷翔平選手に鍼灸治療をおこなってみました(笑)
野球好きと鍼灸師を掛け合わせた視点ですね。
どちらかというと野球好きが勝っていますよね。笑
前日にそんな治療していいの?って声も聞こえてきそうですが、もちろんどの刺激もものすごくソフトにおこないますよ。
強い刺激をしてしまうと、いつもと感覚が違って、カラダを動かす時にかえって違和感を覚えてしまいますからね。
その辺の判断は、妊婦さんに治療をするのもスポーツ選手に治療するのも同じです。
大谷選手のようにこれだけ大きな舞台ではないにしても、草野球でもゴルフでも、どうしても勝ちたい、少しでも良い成績を残したい時ってありますよね。
そんな時に、鍼灸治療は非常に有効だとボクは思っています。
なぜなら、カラダの動きに合わせた筋肉の緊張を取ること、高ぶった気持ちを落ち着かせること、血液の循環を良くすることを一度におこなえる他にない治療法だからです。
実際の大谷選手は、大一番の前日にどんなケアを受けたのでしょうね。
長くなってしまったな、と思ったら3000文字以上も書いていました(笑)
でも、書くことも野球のことも好きなので、これだけ書いても全く苦になりませんね^^
そんな主観に満ちたブログを、最後まで飽きずに読んで頂きありがとうございました!
日本ハムがどんな戦いをするのか、大谷選手がどんな活躍をするのか楽しみですね!
これにてブログを終わらせて頂きます!
それではまた~♪