原因の無い痛みは、決して無い。カラダが出す「サイン」に気付いてあげることが大事。
本日は午前のみ診療しておりましたが、
8月15日(月)のみお盆休みを頂いております。
ですが、ブログは休まずお届けいたします。
【原因の無い痛みは、決して無い】
「痛みには必ず原因がある。」
これはボクが患者さんに必ずお伝えする言葉です。
痛みが出てくることは、決して偶然なんかじゃありません。
必然なんです。
痛みが出るべくして出ています。
原因の無い痛みなんてありません。
こうやって伝えると、語弊があるかもしれませんが、これは本当にそうなんです。
そもそもヒトというのは、
毎日の生活の中で必ず疲れを溜めてしまう生き物なんです。
立っていることも、歩いていることも、話していることも、その全てでエネルギーを使っています。
もっと言うなら、息をすることだってエネルギーを使っています。
今の時代、スマホやパソコン、テレビを一度も見ずに一日を終えるなんてことはもう無くなりました。
その度に、色んな情報が目に飛び込んでくる。
見ることで目が疲れ、情報を処理することで脳が疲れ、嬉しくないこと・知りたくないことでストレスが溜まってしまう。
毎日、普通に生活するだけで疲れが溜まってしまうんです。
痛みが出てきた時に、
「疲れなんか溜まっていなかったのに。」
「特に何もしていないのに痛くなってしまった。」
という人がたくさんおられます。
ですが、そうではなくて、
あなたのカラダがそれを「疲労」として認識していなかっただけなんです。
髪の毛が伸びたことは目で見てわかります。
体重が増えたことは感覚でわかります。
それなのに、
疲れが溜まったことは認識しづらいものなんです。
それは毎日の生活を快適に過ごすために、
カラダがそうしてくれているんです。
常に痛みを感じていると、生活をするのが辛くなる。だから、そうならないために、「痛み」を痛みとして認識しなくなるんです。
わかりやすく言えば、誤魔化そうとするんです。
そして、知らぬ間に疲労が溜まり、後に強い痛みが出てきてしまう。
ただ、ヒトはその強い痛みが出る前に、必ずサインを送ります。
「そろそろ痛みが出てくるよ。」
「そろそろ何か対策してね。」と無言のサインを送るのです。
それが、重だるさや張りです。
ギックリ腰をしたことがある人ならわかると思いますが、そうなる前に、腰が重だるかったり、背中が張った感じがあったはずです。
でも、眠ったら楽になった。
だけど、その3日後にギックリ腰になった。
そんな経験がある人も多いんじゃないでしょうか。
ヒトのカラダというのは本当に賢いもので、
痛みが出る前には必ずそうやって信号を送ってくれるものなんです。
だから、強い痛みを感じずに、健康に過ごそうと思うのであれば、そのサインを見逃さないことが何よりも大切です。
いつもと違う重だるさや張りを感じた時に、
ゆっくりお風呂に浸かって、じっくりストレッチをする。
それだけで、溜まった疲労は少し和らぎます。
それをせずに放っておくと、疲労を感じないようになり、いずれ強い痛みが出てきてしまいます。
原因が無く痛みが出たのではなく、
その疲労を認識出来ていなかっただけなんです。
カラダが出すサインにちゃんと気付いてあげましょう。
医療機関がお盆休み入ってしまうため、痛みが出ても数日間ガマンをしなくてもいけません。
その前にどうしても伝えたかったのは概ねそんな事でした。
皆さま、楽しい休日をお過ごしください^^
本日も最後までお読みいただきありがとうございました!