鍼灸師が実践!自宅で出来る眼精疲労を和らげるカンタンな方法!
巨人の井端コーチが「ゴロは右足の前で取れ。」と選手に指導されていたそうです。左手で取りにいくので一般的には左足の前ですが、右足の前で取るイメージの方がスムーズにゴロをさばけるそうです。やはり超一流の選手は、色んな引き出しを持って取り組んでいるものなんですね。
こんにちは!大阪市城東区鴫野にある段上はり灸整骨院、野球好き院長の段上 功(だんじょう いさお)です^^
毎日毎日それらを触っている方からしたら、その言葉を聞いただけでも目が疲れるような感じがする方も多いかもしれません。
そういった方には血液の循環も良く出来て、リラックス効果もある鍼灸治療が非常に有効です。
ですが「そんなしょっちゅう行かれへんから何かえぇ方法教えてーや!」と“大阪のオバちゃん”からの声が聞こえてきそうなので、今日は、鍼灸師であるボクが実際にやっている眼精疲労を和らげるセルフケアをお伝えしたいと思います。
【眼のケアで大切なのはカラダ全体を温めること】
セルフケアをお伝えする前に覚えておいてほしいことがあります。
それは、
・眼も筋肉によって動いていること
・血液が巡ることによってその筋肉が柔らかくなること
・肩やくび、背中の筋肉も柔らかくする必要があること
です。
眼精疲労があるから「眼」だけにアプローチしたらいいというわけではありません。
多少は楽になりますが、肩やくび・背中の筋肉が硬くなることにより眼精疲労は出やすくなるので、一緒に緩めてあげる方が効果的です。
でもそれをどちらもおこなおうとするとメンドくさかったり、時間が掛かったりしますよね。
なので、同時におこないましょう!
それを同時におこなえるようにしてくれるのがお風呂。
湯船に浸かって、肩やくび・背中を温めて全身の血行を良くしながら、眼へのセルフケアをおこなう。
これだと短い時間で気軽にセルフケアをすることが出来ます!
【疲れた目を休ませる】
必要な物はハンカチほどの大きさのタオル。
それを三つに折ります。
目が大きい方は二つでいいです。
ボクは残念ながら三つです…。笑
その折りたたんだタオルを湯船に浸けちゃいます。
あっ、ボクの入浴シーンは誰も見たくないと思うので、入っていませんが、皆さんはお風呂に浸かりながらやって下さいね。
しずくがボトボト落ちてこない程度に、少しカタめにしぼります。
お風呂の温度は41~42度ぐらいがベストです。
あくまでボクの体感ですが、これより温度が低いと、冷め過ぎてしまう感じがします。
「そんな熱いお風呂入られへん!」という方は、洗面器にお湯を入れてタオルを付けて下さい。
浴槽のお水よりも冷めやすくなるので、このお湯は出来るだけ熱いものにして下さいね。
あとはそれを目の上に乗っけて、目を瞑るだけです。
誰も見たくないとは思うので入浴シーンは避けます。笑
ホットアイマスクや蒸しタオルと同じ要領ですね。
これだとお金も手間も掛かりませんし、お風呂場での話なのでお水がこぼれても何の問題もありません。
【目を温め、全身を温め、同時にツボを刺激する】
鍼灸師じゃなくても伝えられる情報ばかり書いてきましたが、ココからが本番です!
鍼灸師の代名詞・ツボの出番ですっ!
カラダ全体を温め、目を温めながら、目やくび・肩・背中・腰に効くツボを刺激するんです。
なんかラクになりそうでしょ?笑
ボクも毎日ブログを書くために1日2時間はパソコンに向かい、そのためにスマホで色んな情報を収集し、SNSを使って色んな人とコミュニケーションを取っています。
シゴト以外の時間は常にスマホかパソコンを触っているそんな環境。
だから実は目がめっちゃ疲れるんです。
目の疲れを取りたいけど、時間があまり取れないために「何か良い方法がないかなー。」って考え出したのが、お風呂に浸かりながらタオルで目を温め、ツボを刺激するという方法。
「入浴→頭や顔を洗う→入浴」という動作の中で、1回目と2回目の「入浴」の時にツボを変え、合計2クールおこないます。
「説明はわかったからはよ教えろよ!」という声が聞こえてきたような気がするので、そろそろツボの紹介に移りますね。笑
≪1クール目≫
1つ目は「合谷(ごうこく)」。
黒い線が骨なので、骨と骨の間にあります。
若干人差し指寄りの方がズーンときます。
【効能】肩こり・頭痛・眼精疲労
目を温めている間、このツボを親指と人差し指、親指と中指などで揉みほぐすようにして下さい。
わりとすぐにタオルの熱が落ちてきますが、気にせずに目を瞑ったまま反対側のツボも刺激し続けて下さい。
「もう冷たいわ!」って感じるぐらいになったら、もう一度浴槽に浸けて温め直して下さい。
その際にしっかりしぼっておかないと、冷えた水が残っているのでまたすぐに温度が下がってしまいます。
そしてもう一度目の上に乗せます。
タオルが冷めてしまっても「目を使わない」ということが大事なので、気にせず乗っけてて下さい。ですが、あまりにも冷たかったら再度温め直して下さいね。
そして2つ目は「腰腿点(ようたいてん)」。
人差し指の骨と中指の骨の間辺りにあります。
【効能】くび・背中・腰の張りを緩める
正確に見付けられなくてもいいので、印が付いているところ辺りで「カタいな」と思うところを同じように軽く揉みほぐして下さい。
どちらのツボも刺激するのは大体2分ぐらいですかね。
これで1クール目は終わりです。
頭とカラダを洗い、もう一度湯船に浸かります。
そしてもう一度温めたタオルを目の上に乗っけます。
≪2クール目≫
3つ目は「太陽(たいよう)」。
眉毛と目の間から、少し後ろの凹んだ所にあります。
【効能】眼精疲労・頭痛・肩こり・歯の痛み
4つ目は「承泣(しょうきゅう)」。
目の少し下で凹みを感じるところにあります。
【効能】眼精疲労
5つ目は「魚腰(ぎょよう)」。
眉毛の真ん中辺りにあります。少し下めからナナメ上に向けて押すと、凹みがわかるかと思います。
【効能】眼精疲労
これで以上です!
押すのは両手でも片手でも構いませんし、親指で押しても中指で押しても構いません。
それと最初はツボがわかりにくいかもしれませんが、多少間違っていても効果は出るので、正確に見つけられなくても大丈夫です。
眼精疲労を和らげるために、目を温めることと、ツボを刺激することに重きを置いているようにも見えますが、一番大事なのは「お風呂に浸かること」なんです。
今の方法をおこなうと10分以上は浴槽に浸かれるはずです。何もなく10分浸かるのは難しいかもしれませんが「ながら」でなら案外浸かれます。
それでも“のぼせそう”という方は、ペットボトルにお水を持って入り、こまめに給水しながら試してみてください。それだけでものぼせるのはマシになります。
冒頭に書いたように、眼精疲労は筋肉の硬さと血行不良から起こります。
それらを同時に刺激できるこの方法は、目の疲れがひどい方には非常に効果がありますので、ぜひ試してみて下さいね♪
こんな感じで一日ゆっくりだったのでながーーいブログを書きました。笑
そして、松永シスターズのお二人と海くん、寒い中並んで買ってきてくれてありがとうございましたー!家族みんなでいただきます^^
本日は以上です!それではまた~♪