大阪市内のだんじり祭り鍼灸師・段上 功のブログ

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鍼を打つと、最も痛いところはどこ?答えは進化の過程にあった!

指をケガした楽天イーグルスオコエ瑠偉選手が、梨田監督から「野球をなめている」とお灸をすえられたそうですね。ケガの治療に専念せず、ハワイやナイジェリアに旅行に行っていたことが原因だそうです。ただ、それだけ怒りを露わにしたのは期待の裏返しでもあります。梨田監督からの愛のあるムチを力に変えて、今年は一軍で頑張ってほしいですね。

 

こんにちは!大阪市城東区鴫野にある段上はり灸整骨院、野球好き院長の段上 功(だんじょう いさお)です^^

 

突然ですが、

鍼を打つと、最も痛いところはどこだと思いますか?

 

腰やおしりでしょうか。

それとも顔やくびでしょうか。

人によって違いはあるかもしれませんが、

今日はそんなお話を少ししたいと思います。

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【最も鍼を打つと痛いのは指先】

人間のカラダは「 生命維持 」のために非常にうまく作られています。
例えば、体温を一定に保つために寒い時は体を震わせ、暑いときには汗を出して、体温の急激な上昇や低下を防いでいます。
また、熱湯や鉄板などの熱いものに手が触れたときに一瞬で引っ込める「反射」という動作も、ヤケドをしないよう自分の身を守るために起こる反応なんです。

 

先程の「鍼を打つと、最も痛いところはどこだと思いますか?」という質問の答えは、指先です。

なぜ指先なのかと言うとそれは感覚が鋭いから。


背中に物が当たっても、その材質まではわかりませんよね。

ですが、指先でそれを触ったとすると「材質」や「カタさ」までしっかりとわかりますよね。
それだけ感覚神経が豊富で敏感だということです。

なので鍼を打った時もその痛みがものすごく鋭く感じて痛いんです。

これ、なかなかの痛みですよ。笑

試しにやってほしい方が居ればお声掛け下さいね(笑)

 

【ではナゼ指先は感覚が鋭いのか】

人間は何か物を食べないと生きてはいけません。

そのためには、食べ物を口に運ばないといけないわけです。ですが、今のように食べ物が豊富ではなかった時代では、腐った物を食べてしまったり、食べてはいけないものを食べてしまったりしていたことがあったんです。

でもそれでは長く生き延びていくことが出来ず、それを判別出来るように進化していったわけです。

進化の過程で「ニオイ」という感覚が鋭くなり「腐ったようなニオイ」がする物は悪臭ととらえて食べないようにし、エネルギーが豊富な糖質は「甘い良い香り」として食べたいと言う欲求に駆られるようになったわけです。


指先の感覚が鋭いのもそれと同じです。

 

物を口に運ぶ過程で、これは食べてもいい物なのか、危ない物なのか、どんな硬さなのかなどを事前にしっかりと判断しないといけません。
それを判別するために指先の感覚は鋭くなりました。

物を作るというためにも指先は繊細でなければなりませんよね。だからこそ、指先の感覚は背中や腰、足などと違って非常に鋭く出来ているんです。

そんな感覚が鋭いところに鍼を打てば痛いですよね。笑

蚊に指先を噛まれるとめっちゃ痒くなるのもこのためですよ(笑)

人間のカラダって面白いでしょ^^?

 

進化の過程で色々なことが備わり、今に至っています。

だから普段何気なくおこなっていることや、当たり前だと思っていることにはホントはちゃんと意味があるんです。

そういったことを考えながらカラダや健康のことを学んでいくと面白く、そして頭にも入って来やすいのかなと思います。

少しでもカラダや健康のことに興味を持ってもらえるようにこれからも発信していきますね。

本日は以上です!それではまた明日~♪