阪神・藤浪投手が3週間で6キロの増量に成功。活躍の鍵は「筋肉や関節の柔軟性をいかに保てるか」という点。
巨人一筋18年の加藤健捕手が引退されましたね。
18年間で185試合の出場ながら、阿部慎之介捕手の控えとして非常に貴重な役割を担っていました。そんな加藤捕手は高校時代は甲子園にも出場した4番バッター。それでもプロに入ってからは自分の立ち位置を理解し、チームには欠かせない存在になっていました。
華のあるプロ野球の世界でも、目を向ければ色んな役割がありますよね。そんなことを教えてくれた選手でした。加藤捕手本当にお疲れ様でした。
こんにちは!大阪市城東区鴫野にある段上はり灸整骨院、野球好き院長の段上 功(だんじょう いさお)です^^
阪神の藤浪投手が3週間で6キロの増量に成功しましたね。
現在97キロだそうです。
体重を増やし、キャッチボールをする姿を見た藤浪投手の母校・大阪桐蔭高の西谷監督は「バランス良く投げていた。ボールも力強かった。」と話していました。
その藤浪投手が体重の増やし方、トレーニングの仕方を学んだのが米・大リーグで活躍するレンジャーズのダルビッシュ有投手。
ダルビッシュ投手自身もプロ入り数年後から筋力アップ、体重アップに取り組み、現在では100キロを超えるといいます。
写真を掘り返して見てみましたが、高校時代は本当に細かったですねー。
(過去のヤフーニュースの写真より引用)
ですが、現在ではこんな感じ。
カラダの大きさがまるで違いますよね(笑)
昨年オフにも「投手がこれだけ体重を増やして大丈夫なのか?」という議論がありました。
ケガをしやすいとか、動きが悪くなるとか色々と言われ、反対意見の方が多かったように思います。
ですが、昨シーズンは160キロ近い手元で浮き上がるような伸びのあるストレートを投げていて、また一つパフォーマンスが上がったように見えました。
もちろん、大きなケガもありませんでした。
ただ、ダルビッシュ投手や大谷選手が成功したからといって藤浪投手が成功するとは限りません。
治療家という観点から見れば、そこには大事な鍵があるような気がしてなりません。
【プロ野球の投手が体重を増やすことについて】
以前のブログでも書いたことがあるんですが、実はボクも一時期、筋力アップ・体重アップを画策したことがありました。
城東区鴫野にある現役プロレスラー・ゼウス選手が経営するKINGジムさんへ通い、週に最低4回のトレーニングと、一日5~6食の食事を摂り続けました。
結果、3ヶ月で体重が17キロアップ。
着ていた服がほとんど合わなくなると共に、カラダの変化、パワーの変化を感じました。
実際にボールを投げても速く投げられるようにもなりましたし、下半身がどっしりしたため、打球も鋭くなりました。
今はその頃から8キロ近く少なくなっていますが(笑)
投手に大きな筋力・体重が必要かと言われれば、治療家の見解としては、なくてもいいと思います。
なぜなら、ケガのリスクが高くなること、そして遠心力が掛かり動きが遅くなることで、パフォーマンスが落ちてしまうリスクがあるからです。
やはり体重が増えるとそれだけカラダにかかる負担は大きくなります。
膝や股関節、ヒジや肩など、故障のリスクは格段に上がります。
そして、筋力という「おもり」が付くことにより、腕を振るスピードは出にくくなります。
オリックスの金子投手、楽天に移籍した岸投手、全盛期の阪神・藤川投手なんかを思い浮かべていただければ、プロ野球で活躍するためには決して大きな筋力が必要ではないということがわかりますよね。
ただ、パワーを付けて、エンジンを大きくすることにより、常に全力で投げなくても良くするための「筋力アップ・体重アップ」は賛成です。
これはダルビッシュ投手がよく言っていることですが、軽自動車で100キロ出すのと、スポーツカーで100キロ出すのとでは自動車に掛かる負担は全然違います。
エンジンの大きさが違いますからね。
それを一年中、もしくは何年も続けておこなったとしたら、どちらが故障をしやすいかと問われれば、間違いなく軽自動車ですよね。
そういった意味で、エネルギーの出力を極力少なく抑え、出来るだけ余力を残してシーズンを戦う、この先何年もケガをしないで過ごしていくために、筋力・体重を増やすということにはボクは賛成です。
というよりもそうした方が良いとさえ思います。
ただ、関節や筋肉の「柔軟性」が保てていることが条件です。
結局、スポーツが上手い下手というのは、自分が思い描いた通りの動きをカラダが体現出来るか出来ないかだけなんです。
イチロー選手があれだけたくさんのヒットを打てるのも、自分の脳が出した指令に対して、カラダがほぼ間違いない動きを出来るからなんです。
思った通りにカラダを動かせないと、スポーツでは結果は残せません。
筋力や体重を増やすと、今までのカラダとの誤差が確実に生まれます。
そうすると、ほんのわずかですが、思った通りにカラダを動かせなくなったりするんです。
だから、イチロー選手は「大きな筋力は必要ない」って常々おっしゃるんです。
体重や筋力を増やすなら、筋肉や関節の動きを出来るだけ今までの状態と変わらないように保ち、出てきたズレを微調整する必要があります。
それが出来るなら投手は体重を増やしてもいいとボクは思います。
ダルビッシュ投手や、去年それを学んだ大谷翔平選手は、そのことがキッチリと出来ていました。
去年オフの2人のコメント。
大谷選手
「体重を増やすと、カラダの動きが変わる。だからケガをしやすくなる。そのために、フォームのメカニズム的なところを自分の中で少し変更した。」
ダルビッシュ投手
「体重を増やすとケガのリスクが高くなるから、筋肉や関節をケアするために、食事やサプリメントをしっかりと勉強し、摂取している。」
だからこそ、ケガなくあれだけの成績を残すことが出来たんです。
藤浪投手も同じような考えでいるならば、今年は爆発的な成績を残しそうな気がします。
WBCもあるので、くれぐれもケガだけは気を付けてほしいですが^^
長くなっちゃいましたが、野球好きの治療家から見た見解はそんな感じです。
まぁ、体重を増やそうが増やすまいが、結局はカラダを思い通りに動かせるかどうか、そこにつきます。
最後に陸上10種競技元チャンピオンである武井壮さんと、ダルビッシュ投手のおもしろい動画をご紹介して終わりにしたいと思います。
ボクの言わんとしていることはこういうことです。
ではどうぞ^^
本日は以上です!最後までありがとうございました!