史上初の2年連続トリプルスリーを確実なものにしているヤクルト・山田哲人選手から学べること。
こんにちは!広島東洋カープがいよいよ優勝マジックを2まで減らしましたね。本拠地での優勝が現実味を帯び、少し応援したい気持ちが出てきている阪神ファンの鍼灸師・段上 功(だんじょう いさお)です^^
今日はセミナーに参加するために、ブログを早めに作っていたのですが、時間までに書ききれなかったので帰ってから続きを書きました。
【2年連続のトリプルスリーの凄さ】
昨日、東京ヤクルトスワローズの山田哲人選手が、横浜DeNAベイスターズ戦で今季30盗塁目をマーク。日本プロ野球史上初となる2年連続でのトリプルスリーを確実なものにしました。
そもそもトリプルスリーがどういう意味かというと、バッターが同一シーズンで3割・30本・30盗塁以上を記録することを指します。
ヒットを打つこと、ホームランを打つこと、盗塁をすること、そのどれをとっても超一流の成績を残した勲章です。
プロ野球の長い歴史においても、トリプルスリーを記録したのはたったの10人。
王貞治氏・長嶋茂雄氏・イチロー選手ですら達成していないことを考えれば、2年連続で記録することのスゴさがお分かりいただけると思います。
1953~1983年までの30年間、一人の達成者も出なかったトリプルスリー。
それだけ全ての成績を残すのは難しいのですが、特に難しいのが盗塁だと言われています。
その理由として挙げられるのは、盗塁ということ自体が30個を記録するのが難しいことと、役割的な部分から。
なぜなら、3割30本を打つ程の強打者は、チームの得点の核となる3番・4番を任されることが多いからです。そうすると、どうしてもその後を打つバッターも強打者が控えます。
だから、監督としては、簡単にアウトにしてチャンスを潰したくないという気持ちが働き、無理に盗塁しないで、ランナーを残すという選択をすることが多くなるんです。
山田選手ほどのランナーなら、盗塁をするかしないかはある程度本人任せだとは思いますが、それでも走るという選択をするためには、圧倒的な自信が無ければなりません。
走っても確実に成功する、そういう状況でないとなかなかスタートを切りづらいものです。
山田選手の今季の盗塁成功率が気になって調べてみると、なんと驚異の93.8%!!
32回試みて、30回成功させているんです。
2回しか失敗していないんです。
それは圧倒的な自信があってスタートを切っているということを意味しています。
過去に読んだ赤星憲広氏の本に、盗塁の成功のカギは「準備をすること」だと書いてありました。
相手がどんな投手なのか、どのカウントで変化球を投げることが多いのか、癖はあるのかないのか。
そんなことを徹底的に調べて準備するそうです。
後は自分の感覚を信じてスタートを切る。
50m5.67秒の俊足を誇りながら、2014年には15個しか盗塁が出来なかった山田選手も、ここ2年はスタートに重点を置いているとテレビで話していました。
きっとその良いスタートを切るために、入念な準備をおこなっているのではないでしょうか。
だからこそ、盗塁だけなくすべての数字で安定した成績を残し、史上初のトリプルスリーをほぼ確実なものに出来たのだと思います。
【トリプルスリーから学べること】
何かを始めるためにしっかりとした準備をおこなう。
これは仕事や趣味、何かの段取りをおこなう時でも参考になることですよね。
計画や準備がなくして、行き当たりばったりでは緊張もするし、失敗もしてしまいます。
それを続けていては結果が出なかったり、遠回りすることが多くなる。
そうならないために、しっかりとした準備をはじめよう、そんな気付きを山田選手のトリプルスリーから頂きました。
野球を見ていても勉強になることも多いですね^^
本日も最後までお読み頂きありがとうございました!!