目が見えないと他の機能が発達する。それは感性を磨く努力を続けるからこその結果。
こんにちは!ヤクルトのバレンティン外野手が退団濃厚となり、どこの球団が触手を伸ばすのか楽しみにしている城東区の鍼灸師・段上(だんじょう)です^^
【真っすぐに100mを泳ぎ切ることの凄さ】
12日間の熱戦を終え、パラリンピックは幕を閉じました。
諸外国に比べてメダルが少なかったとはいえ、ものすごく伝わるものがあった大会だったなって思うんです。
それを特に感じたのは、水泳選手。
目が見えなくて100mを真っすぐ泳ぎ切ることの凄さ。
この凄さを今、改めて感じています。
目が見えないということは、コーチに指導をされても、その泳ぎ方を目で見て確認することが出来ないんです。
もちろん、自分が泳いでいる位置を確認することも出来ないわけです。
それなのに100mを真っすぐ泳ぎ切る。
これってすごいことだと思うんです。
少し考えてみてほしいんです。
目を瞑った状態で、
ぶつからずに真っすぐ歩くことが出来ますか?
フォームを指導されて、イメージだけでその通りに真似が出来ますか?
きっと出来ないと思います。
だからこそ、キレイなフォームで真っすぐ泳ぎ切ることが、純粋に凄いことだなって思うんです。
そんな話をしたら、
「目が見えへんから当たり前やん。」
「耳やカラダの感覚が研ぎ澄まされるようになるからやん。」
なんていう人も居るかもしれません。
たしかにそうだと思います。
でも、その結果よりも、そこに至るまでの過程が凄いなって思うんです。
だって、それはすぐに出来たわけじゃなく、時間を掛けて積み上げたものだからです。
その感覚が研ぎ澄まされたのは必然ではなくて、他の機能を磨く努力をたくさん続けた結果生まれた産物だと思うんです。
そんな姿を見て、ボクらも学べることがあるんじゃないかなって感じました。
【感性を磨くことの大切さ】
なにも、目を瞑って何かをしましょう!耳を塞いで、片足立ちで、なんて言っているわけではありません。
そうではなくて、本来備わっている感覚を研ぎ澄ませるために、色んな感性に触れることが大事なんじゃないかなって思うんです。
耳やカラダの感覚が鋭くなったのは、視覚に頼らず、他の感性が刺激されたからです。
だから、耳にしたことのない音楽を聞いたり、見たことのない芸術に触れたり、行ったことのない土地に足を運んだり、そうやって重ねていく体験が、結果として感覚を研ぎ澄ませていくのだと思います。
そのためには、
興味がないことでもとにかくやってみる。
出来ないことでもとりあえずチャレンジしてみる。
そうするうちに、思ってもいないようなことが出来たり、今まで思い付かなかったアイデアが浮かんだりしてくるんじゃないかなって思うんです。
きっと実際の選手たちも、はじめはそんなことの繰り返しだったはずです。
一気には出来ないかもしれませんが、少しずつそういった感性を磨いていきたいものですね。
パラリンピックに出ている水泳選手を見てそんなことを感じました。
本日もお読み頂きありがとうございました!
それではまた~♪