肩こりがある人、肩こりがない人がいるのはナゼ?
院長の段上 功(だんじょう いさお)です^^
今日の大阪は珍しくスッキリと晴れましたね!
でも、アツイ!!
気温も湿度も高く、とにかく暑かったです。
今日初めてクーラーを入れた方もいるのではないでしょうか?
実際にそんなことをおっしゃっていた方もおられました。
こうやって冷房が入る季節は、痛みやだるさが出やすい時期でもあります。
現代病とも言われる「肩こり」なんかもそう。
冷房で冷えて、肩が凝って、頭が痛くなる・・・。
そんな方も多いですよね。
でも反対に、
「肩こりなんか経験したことがない」という方も中にはおられますよね?
それってナゼ??
よくご質問をいただくので、ボクなりの言葉で解説してみようと思います。
【そもそもナゼ、肩って凝るの?】
要因①身体的影響
→難しく書いていますが、
カンタンに言うと、「筋肉が硬くなって出てくる」ということです。
硬くなる原因はさまざまで、姿勢や体勢だったり、冷えだったりするわけです。
肩や頭の重さなんかも影響します。これは姿勢や体勢に含まれます。
頭の位置で掛かる負担が変わるというのを絵で書きました。
へたくそですみません。笑
大胸筋という大きな筋肉の付き方から、
ヒトは腕を挙げた状態が「本来の状態」だと言われています。
腕をだらんとおろしている状態が正常ではないんです。
実際に、腕をおろしているだけでも疲労が溜まり、筋肉が硬くなります。
だから、腕をあまり挙げない生活になると、肩が凝りやすくなります。
要因②精神的影響
→これも難しく書いていますが、ストレスのことです。
肩こりがストレスと関係するっていうのはビックリされますが、
ボクがよく患者さんにお伝えする例えを
聞いてもらえれば納得して頂けると思います。
例えば、2時間の間、2人で居たとします。
その状況は、
①キライな先輩と会議室で過ごす2時間。
②仲の良い親友とカフェで過ごす2時間。
これどっちが肩こりますか(笑)?
同じ2時間でも、肩の凝り方は一緒じゃないですよね?
ということは、精神的な要因は否定できないということです。
難しい学説なんかを説明するより、よっぽどわかりやすいですよね。
身体的要因も、精神的要因も両方ある場合は、
肩こりは出やすいというのはお分かりいただけましたよね。
【ナゼ肩が凝らない人がいるの?】
「ワタシ、肩こりなんて感じたことないんです!」
そんな羨ましい人って、たまに居ますよね。笑
美容院に行っても、「肩凝ってますね!」って言われるけど、
「全然肩こりを感じない。」
ナゼ、こういう人は肩こりがないのか?
結論から言うと、
肩こりを、「肩こり」として認識していないだけなんです。
この認識していないという意味には、
どういうものが肩こりなのか、わかっていないという部分と、
あまり細かいことを気にしていないという部分の2つがあります。
もちろん、めちゃくちゃ運動していて肩こりを感じないという人も居ます。
でも、運動もしないのに、それに、筋肉も硬くなっているのに、
肩こりを感じないという人は、
それが「肩こり」だと分かっていなんです。
それは、さっきお話した精神的要因が大きく影響しています。
性格的に楽観的な人、細かいことをあまり気にしない人、考え事や悩み事をあまり抱えず発散できる人、そんな人は、肩こりを感じにくいです。
精神的な部分での影響をあまり受けない人なんです。
思い返してみると、結構あてはまりますよね?笑
ただ、そんな人でも、認識していないだけで、筋肉の硬さはあることが多いんです。
だから、一度肩こりを感じると、その後も、わりとずーっと感じます。笑
肩こりってなかなか厄介ですよね。笑
じゃあ、肩こりを認識しない人の方が得なのかと言われれば、そうではありません。
実は、肩こりを感じない人は、
筋肉の硬さを自覚しないままドンドン疲労が溜まり、
「寝違い」などの強い症状が出てきやすいんです。
これは、実際にボクが患者さんを診てきて思うことです。
人が出す痛みやだるさというのは、カラダから発するサインです。
「そろそろどないかせな痛くなんでー。」
「温めときやー。」「頭痛くなってくんでー。」
そんな風に無言のメッセージを送ってくれているんです。
だから、ある程度の肩こりはある方がいいのかな、と個人的には思います。
ただ、しんどいんですけどね。笑
カラダを守るという点では、防衛機能がちゃんと働いている方がいいです。
長々とお話しましたが、肩こりを感じる人と感じない人の違いは、
認識しているか、認識していないかの違いで、
精神的な部分が大きく影響するということ。
そんなことから考えれば、肩こりが出ないようにするためには、
ストレスを溜めないことが大事だということです。
多少溜めても、発散しましょう。
何でもいいので好きなことをやりましょう。
短くてもいいのでゆっくりと過ごす時間を大切にしましょう。
もちろん、姿勢や体勢がキレイな方が良いですけどね。
それが出来なくても、少し緩和が出来ますよ^^
あっ、外人は肩が凝らないって言いますが、あれウソですからね~。笑
外人さんでもストレスは感じますからね^^
では今日も最後までお読み頂きありがとうございました!