大阪市内のだんじり祭り鍼灸師・段上 功のブログ

鍼灸師だからこそ伝えられる、ためになる情報をお届けします!同時に、だんじりや野球など、趣味や日常の発信もしています^ ^

おねしょが治らない原因はどこにある?

大阪市城東区鴫野にある小さな治療院、
段上はり灸整骨院の院長、
段上 功(だんじょう いさお)です。

毎日ブログを見て頂き、
ありがとうございます^ ^

 

鍼灸治療のことをよくご紹介しておりますが、

ボクの治療院は、大人の方だけでなく、

こどもさんも小児鍼を受けに来られています。


えっ?こどもに鍼??

 

そんな風に思われるかたも多いかもしれませんが、

こどもさんにする鍼は、

さすったり、軽くたたいたりする程度の

刺さない鍼です。

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小児鍼でお越しになる理由はたくさんありますが、
その中でも多い、

「おねしょ」について、解説します。

【おねしょ(夜尿症)とは?】
読んで字の通り、夜中に無意識に尿を漏らすことです。
4~5歳ぐらいになってもそれが続いたりします。

 

■症状は?

軽い症状では、週に1~2回。
重い症状では、1~2時間毎に起こることもあります。

 

■そもそもなぜ起こるの?

水分量が多かったり、こどもさんが少し神経質だったり、

家庭や学校で、何らかの精神的ストレスがあることが原因です。

 

■治す方法は?

一般的には、

・寝る前にトイレに行かせる

・冷たい物は寝る前に飲まさない

どの本を見ても、この程度しか書いていません。

 

でも、これって、

お母さんは必ずさせていますよね?

それでもおねしょをするので、困っているはずなんです。

だからこそ、小児鍼を受けに来られるんですよね。

 

【今まで見てきたボクの見解】

先ほどお伝えしたように、

おねしょの原因は、精神的な「ストレス」です。

弟・妹が出来た

学校に通い始めた

お母さんに怒られた

など、ほんの些細なことで起こります。

 

キツイようですが、

おねしょが治らない原因は、

お母さんにあることが多いです。

 

「おねしょしないでね。」

「明日はしないように頑張ろうね。」

「もう〇年生なんだし・・・。」

「何回言ったら治るの?」

 

お母さんのそんなコトバがストレスになるのです。

 

寝ている間のおしっこは、

大人であっても、

自分でコントロールすることはできません。

こどもさんなら尚更です。

おねしょをすることも、しないことも、

どう頑張っても自分ではどうにもならないのです。

 

だからこそ、

「おねしょしてもいいよ。」というぐらいの気持ちで、

こどもさんを安心させてあげてください。

 

何度も何度もおねしょをして、

洗濯したり、乾かしたり、それでもまたおねしょをしたり。

お母さんは本当に大変だと思います。

 

そんなお母さんがもっと大変にならないためにも、

こどもさんが安心して眠れるようになるためにも、

ほんの少し、伝え方を変えてみてください。

 

やっぱり、こどもさんは、

お母さんと接する時間が一番長いんですよね。

そんなお母さんの背中を、

こどもさんはしっかりと見ています。

 

イライラしている姿も、怒っている姿も

こどもさんには伝わっています。

優しく安心させてあげるような態度で接すれば、

こどもさんはちゃんと応えてくれます。

 

もし、それでもまだ治らない、ということであれば、

その時はいつでもご相談ください。

おそらくそれまでに、

おねしょは治っていると思います^ ^

 

それぐらいお母さんのチカラは凄いのです^^

 

そんな風に感じた仕事終わりの夕方でした。

では、また明日更新いたします!