「名を成すために菜を食べる」という意味もある「七草粥」は、ナゼ1月7日に食べるのか。その由来と七草の効能について。
今年3月におこなわれる代表メンバーにぜひとも選んでほしい選手が居るんです。それはソフトバンクホークス・中村晃選手。ボールを手元まで惹きつけてコマのようにまわって打つ彼のようなスタイルは、手元でボールが変化する外国人投手相手には、本当に貴重な戦力になると思うんですよね。昨シーズン.416だった出塁率の高さから見ても、一点が欲しい接戦の状況の時に輝く選手だと思うので、ぜひとも選んでほしいものですね。
こんにちは!大阪市城東区鴫野にある段上はり灸整骨院、野球好き院長の段上 功(だんじょう いさお)です^^
年が明けてまだ間もない気がしますが、もう1月6日になりました。
あっという間ですね。
こうやって過ごしているうちに1年があっという間に経ってしまうので、悔いのないように楽しいこと、やりたいことはドンドンやっていきたいですね。
さて、明日1月7日は、誰もがご存知の七草粥を食べる日です。
「せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ」と、よく口ずさんだ方も居るのではないでしょうか。
でも、ナゼ七草を食べるのか、どんな由来があるのかなんて案外知らないですよね。
まずは少しそれについて書きたいと思います。
【七草粥を食べる由来】
「お正月に負担をかけた胃腸を休めるため」とよく言われる七草粥ですが、元々は「正月の七日に春の七草を摘み、これを神前に供えてから食べれば、その年は病気にかからない」という「若草摘み」が原点だといわれています。
そこに、中国の「七種菜羹( しちしゅさいこう )」という7種類の野菜を入れた羹(あつもの、とろみのある汁物・スープ)を食べて邪気を払い、無病息災を祈るという習慣が重なり定着していったようです。
ちょうど1月7日に、中国では官吏昇進( かんりしょうしん )の試験が行われていたため、その日の朝に七種菜羹を食べることで、(立身)出世を願うという意味もあったとされています。
同じく日本でも、1月7日は「都人の位が上がる日」とされ、「名(な)を成すために菜(な)を食す」という縁起かつぎもあったそうです。
有名になりたい人、出世したい人は七草粥を食べないわけにはいきませんね(笑)
7日といえば松の内の最後の日に当たります。
「松の内」とは、お正月の門松を飾る間のことを指します。
一般的には1月1日~1月7日の期間(地域によって10日や15日のところもあるそう)松を飾り、その松飾りを外す「1月7日」に七草粥を食べる習慣が出来たそうです。
日本の習慣と、中国の習慣が交わって出来た習慣って、何となく鍼灸とか漢方とかとよく似ていますよね^^
そういった流れがあり、七草粥は、
・お正月にいただいたご馳走で疲れてしまった胃腸をいたわる
・青菜を摂り、冬場に不足しがちな栄養を補給する
・野草の生命力を食して邪気をはらい、新年の無病息災を願う
といったカタチで現在も続いています。
【七草の効能】
胃腸に良い、カラダを休めてくれるということは知っていると思いますが、ひとつひとつ少し違った効能があるので、少しご紹介しますね。
セリ→解熱作用があり、胃腸を整える。
ナズナ→便秘や下痢、むくみ、目の充血などに効果がある。
ゴギョウ→咳を鎮め、痰を和らげる。
ハコベラ→利尿作用、乳汁分泌を促進する。
ホトケノザ→食欲促進、胃腸を整える作用がある。
スズナ→そばかす、便秘、消化不良に効果がある。
スズシロ→便秘、消化不良に効果がある。
こうやってみれば、春の七草が、お正月料理で疲れた胃腸にはぴったりのお粥だということがわかりますよね。
「年末年始の暴飲暴食をしたぞーーっ!!」
って方はぜひとも食べて下さいね。笑
完全に浄化出来るかはわかりませんが、解毒作用なんかもありますからね^^
また、ツボにお灸をすえるとより効果的なので、胃腸に効くツボを書いたブログを貼り付けておきますね。
良ければ参考にしてみて下さい。
本日は以上です!それではまた~♪