鍼を使えば、痛みは2~3分で取れる。でも、治療家として求められているのはそこではない。
全国高校ラグビー決勝は、東福岡高校が東海大仰星を破って、優勝を決めましたね。準決勝で左ひざを痛めた森勇登選手が、ひざの痛みを感じさせないスピード感とステップで先制トライを決めた姿を見て、勝利への執念を感じました。やはり決勝まで来ると、勝敗を分けるのはキモチの強さだったりしますもんね。
こんにちは!大阪市城東区鴫野にある段上はり灸整骨院、院長の段上 功(だんじょう いさお)です^^
お正月が明けてから、腰痛と風邪の治療ばかりしています。
ギックリ腰、腰痛、風邪、腰痛、風邪、ギックリ腰、両方。
みたいな感じです。笑
風邪の治療をするのも腰痛の治療をするのも全くストレスを感じないのでボクはいいんですけどね^^
【治療は、痛みを取ることだけでOKなのか?】
「カラダを前に曲げると腰が痛い」という軽い症状であれば、鍼さえ打てれば2~3分程で痛みを取ることが出来ます。
これはボクだけじゃなくて、ちゃんと鍼を打てる人なら誰でも出来ると思います。
それぐらい鍼は筋肉を緩めるという点において優れているんです。
ただ、痛みを取ることは可能なんですが、痛みが出るまでの過程や原因、その理屈がわかっていないとまた必ず症状が出てきます。
初診の方でよく「年に数回ギックリ腰になるんです」とおっしゃる方が多いんですが、それは、ギックリ腰にナゼなるのかということを治療者が伝えていない、そして患者さんが理解していないから起こってしまうんです。
だから、治療をして「痛みがなくなればそれでOKか?」と問われれば、そうではないとボクは思います。
自費診療でしっかりした金額をいただいて、大切なおカラダを預けていただいた分、それ以降痛みが出にくいようなおカラダまでもっていくのが治療者の務めじゃないかなって思います。
そのためには、治療者だけでなく、患者さん自身の努力も必要です。
姿勢、体勢、入浴、運動、食事、軽いトレーニング。
場合によってはこれら全て必要なこともあります。
その方の送られている生活や、カラダの状態によって変わってきます。
でも、人ってしんどいことはやりたくないですよね(笑)
えっ?運動すんの?って。笑
出来るなら運動もしたくないし、トレーニングもしたくないし、食事制限もしたくない。
「そうそう!」って思った方、安心して下さい。笑
これは誰もがそう思っています!
「これをしないと足を切断することになりますよ。」ぐらい言われないと、必要性を感じないので、やろうっていう意欲は湧きませんもんね。
だから、ボクたち治療家は、患者さんが「健康になるために何かやってみようっ!!」って思ってもらえるように伝えていかないといけないと思うんですよね。
痛みが取れたら「はい、終わり!」じゃなくてね。
これから先、仕事や家事や育児、こどもさんと遊んだり、スポーツを楽しんだりと、年齢を重ねていく中で、毎日を快適に過ごしていくためには健康であることが必須なのは明らかなんですから。
それをいかに響くカタチで伝えられるか、そこが大事じゃないかなって思います。
ボクたち治療家にとって、任せていただいた患者さんが毎日を健康に過ごして下さることが何よりの幸せですからね。
ブログを書いているのも実はそんな意味も含まれています^^
「どないかして健康に興味もってくれはれへんかな~。」って。笑
でもまだまだです。
これからももっとわかりやすく、響くカタチで伝えていかないといけませんね。
毎日腰痛で来院される患者さんを診させていただきながら感じたのは概ねそんなことでした。
本日は以上です!それではまた~♪