少年野球を楽しむこども達の「肘の痛み」について想うこと。
今月の28日にWBC日本代表対台湾代表の壮行試合がおこわなわれますね。チームの中心・内川選手が負傷した侍JAPANが、台湾を相手にどんな戦いを見せるのか注目したいですね。
こんにちは!大阪市城東区鴫野にある段上はり灸整骨院、野球好き院長の段上 功(だんじょう いさお)です^^
今日は甥っ子の野球の試合を見に行ってきました。
最近ピッチャーになり、遊びながら週に4日ぐらい秘密特訓をしていたので成果を楽しみに。笑
治すところはまだまだたくさんありますが、始めたばかりに見えないぐらいマウンド上ではサマになっていました。
オジさんバカですみません(笑)
【肘を痛めるこどもが多い理由】
今日試合を見に行ったのは甥っ子の姿を見るためだけではなく、気になることを確認するためでもあったんです。
甥っ子が参加するチームの中に「肘が痛い」と訴えるこどもたちがたくさん居るらしいんです。
でも、監督やコーチからは「すじが張っているだけやから大丈夫やわ」と言われるだけで、いつもと変わらず練習をして、試合に出ているとのこと。
「それってほんまに大丈夫?」
そして「そんなにみんなが痛くなる原因って一体どこにあるんだろう?」と、もうその答えは行く前から分かっているんですが、それをこの目で確認しに行きました。
予想はやはり的中。その原因は、試合前のキャッチボールですぐにわかりました。
その原因は「投げ方」の基礎が出来ていないこと。
カラダが開き、肘も下がった最も肘に負担が掛かるフォームで、力いっぱい投げ込んでいました。
そして、投げる度に違うところにボールが行き、頭の上を越したりワンバウンドになったりして後ろにボールをそらす。そしてそれを何度も何度も追いかける。
それを見て「ちゃんと投げろよー!」と言う指導者たち。
これは甥っ子のチームだけでなく、相手のチームも含めた少年野球全てでそんな傾向があります。
もちろん全員ではないですが^^
コントロールが定まらない原因は投げ方にあります。
肘が痛い原因もまた投げ方にあります。
ボクも中学一年生の頃に右ひじの剥離骨折が発覚し、一年間ボールが投げられなくなった時期がありました。
そのお話は以前コチラ大学を中退して進んだ治療家の道。なぜ治療家を志したのか。でお伝えしたので割愛させていただきますが、肘の痛みが出だしたのはちょうど5年生の頃だったんです。
何度「肘が痛いです」と伝えても、監督・コーチや整骨院の先生からは先ほどと全く同じようなことしか言われませんでした。
そんな経験をしたので、中学一年生から現在までずっと、痛みのないフォーム・肘に負担の掛からないフォームに興味を持ち、学んできました。
その結果、小学生の頃からあった肘の痛みの原因が、自分のフォームにあったんだということに気付きました。
投げ過ぎだから出てきたのではなく、投げ方が悪いから出てきてしまったんです。
【原因を見つけ、改善策を伝えてあげないといけない】
これは前からずっと思っていることなんですが、やはりこどものカラダを預かる指導者さんは、ケガをしないように、もう少し投げ方をきちんと教えてあげないといけないと思うんです。
なぜ肘が痛くなるのかをもっと見てほしい。
痛みが出てくるのがひとりならまだしも、何人も出てくるということは必ずどこかに原因があるはずです。
そこをしっかりと見てあげないと、中学や高校に上がった時に野球を断念しないといけない子が必ず出てきます。
そうならないために、原因を見付け、それを改善する方法を小学生のこどもたちにでも分かるカタチで伝えてほしいなと思います。
未来あるこどもたちがこれからも楽しく野球を続けられるようにと願って、ちょっと辛口なブログを書きました。
気分を害された方が居れば、申し訳ありません。
ですがこれが実際に肘を壊した人間の想いです。
少しでも肘の痛みを訴えるこども達が少なくなれば嬉しいですね^^
長くなりましたが、本日は以上です!
それではまた明日~♪