史上最多の観客動員数を記録したプロバスケットボール“Bリーグ”。これから先、必要なのは何?
こんにちは!大阪市城東区鴫野にある段上はり灸整骨院、野球好き院長の段上 功(だんじょう いさお)です^^
日本代表を含め、WBCに出場するソフトバンクの選手は合計で7人になるそうです。そのうち投手は4人。開幕前の大変な時期に、主力選手を大量に送り出すことを容認した監督・球団の姿勢に頭が下がりますね。ぜひともケガのないように過ごしてほしいですね。
【史上最多の入場者数を記録したBリーグ】
先日、プロバスケットボールリーグである「Bリーグ」で、これまで最多だった観客動員数が大幅に塗り替えられました。
その試合がおこなわれた場所は大阪の外れにある舞洲。
「カジノを誘致する」と話題になっているあの場所ですが、交通の便が決して良いとは言えず、大阪に住む人間であっても梅田や難波のように普段から足を運ぶようなところではありません。
普段そこでおこなわれる一試合の来場者数は平均で2500人程度だったのが、2月4日は6694人、そして翌日の2月5日は通常の3倍増の7524人の観客動員数を記録しました。
対戦カードは大阪エヴェッサ対リンク栃木ブレックス。
では、ナゼこれだけの人が集まったのか。
その一つの要因として、ホームチームである大阪エヴェッサの運営さんサイドで、さまざまな取り組みがおこなわれた結果ということが挙げられます。
【2/5(日)vs栃木戦GAME2:選手入場!】
— 大阪エヴェッサ (@osakaevessa) 2017年2月5日
チームラボ演出にリップルライトの光が加わり、ブースターの皆様も演出に!!#チームラボ#大阪エヴェッサ#Bリーグ pic.twitter.com/GXbS5EKbpr
ですが、5000人近くも観客数が増えた要因は、何よりも“彼”にあったんじゃないかなとボクは思います。
彼とは、高校時代から常に注目を浴び続け、日本人初のNBAプレーヤーになったリンク栃木ブレックス・田臥勇太選手。
野球しかしてこなかったボクでも彼の存在は知っていて、同じくスポーツをする人間として、そのプレーの質の高さに魅了されてきました。
その彼は現在36歳。
「引退」という時期が少しずつ迫ってきているはずですが、まだまだその動きは健在です。
2Q
— リンク栃木ブレックス公式 (@linktochigibrex) 2017年2月4日
#0 田臥のアシストにしっかり走っていた#27 熊谷が持ち味の跳躍力を生かして合わせ、41-23!!#BREX pic.twitter.com/BlJVfWXE6X
そんな「田臥選手の姿を見たい」という人が3倍増という結果を生んだんじゃないかなって思います。
ボクの友人に大阪エヴェッサの運営サイドの人間が居るんですが、もし仮に彼に今回の要因を聞いたとすると、おそらく「田臥選手だけの効果だけじゃない」と言うと思います。
もちろん、たくさんの試みをしているのに田臥選手だけの手柄にするのもおかしいと思います。
ですが、3倍増まで跳ね上がるだけの観客動員は「それ」を抜きには語れません。
実際にTwitterなどのSNSを見ても、その時に試合を見ていた方は「田臥」という名前を何度も何度も投稿していました。
それだけ注目度が高く、人気があるプレーヤーだということです。
今回だけでなく、田臥が居る栃木ブレックスを迎えた試合では、クラブの平均で2倍以上に相当する3000人超の来場者数を軒並み記録しました。
「スタープレイヤーは人を呼ぶ」ということは、これはもう紛れもない事実です。
陸上に興味はなくても、ケンブリッジ飛鳥選手が走る姿は生で見てみたいと思うし、野球のルールは詳しくわからなくても、渡米する前に一度でいいから大谷翔平選手の姿を目に焼き付けておきたいという方も多いと思うんです。
競技が人を呼ぶのではなく、選手が人を呼ぶ。
ボクは常々そう思っています。
【ファンを獲得するために積極的なSNS活用を】
Bリーグでは、初年度で170万人の観客動員を目標に掲げており、達成するためには1試合平均3000人超が必要だそうです。
なので今のペースでは届きません。
そんな中、そのペースを保っているチームがあります。
「千葉ジェッツ」というチームで、平均で4000人以上を記録しています。
NBAを経験した富樫勇樹選手が居るため人気があるのはもちろんですが、それだけじゃなく、Twitterを上手く活用しているんです。
代表取締役の島田さんという方と、クラブの公式Twitterで「千葉ジェッツ」と投稿している方のところに、いいねやリツイート、コメントを積極的にしているんです。
ある女性が、こどもさんが千葉ジェッツの選手の名前を読み上げて遊ぶ動画に「千葉ジェッツが日常化しております」という文章を添えて投稿したんです。
その投稿に島田さんが「ジェッツの島田です。あまりにも嬉しくてメッセージを送らせていただいています。こんな風にブースターや子供たちの生活の一部になることが私たちのひとつの目標です。これからも応援よろしくお願いします!」と代表取締役自らコメントしにいっていたんです。
こんなメッセージが代表取締役から突然来たら、絶対にファンを辞めないですよね。笑
今も右肩上がりに観客数が増え続けている理由がよくわかります。
【一般人はバスケの選手の名前すら知らない】
去年はじめて実際に観客としてバスケットボールを見に行って思ったんですが、バスケって思っていた以上に面白かったんです。
試合もスピーディーで、演出も凝っていて、非常に見応えがある。
だけど残念なのは選手を誰一人知らないこと。
そこって非常に大事ですよね。
だからといってスタープレーヤー、田臥選手や富樫選手のような「NBAへ行けるほどの実力を持った選手」を何人も輩出することは現実問題としてそれは厳しいと思います。
なので、日本ハム・杉谷拳士選手のように、実力以外でも人気のある選手を売り出したり、千葉ジェッツの代表取締役やチームがやっているような地道な取り組みをどんどん続けてファンを増やしていかないといけないと思います。
そういう日が続けば、来場者数も増えて運営も上手くいき、選手たちの年俸も上がってリーグとして活性化してくるのではないかなと思います。
これだけの素晴らしいものを体感してもらうための取り組みをドンドンドンドンしていってほしいなと思います。
バスケットボールに詳しいわけでも専門家でも何でもないですが、実際に試合を観戦し、田臥選手の件や千葉ジェッツの件を受けて、ただただ思うことを書きました。
本日は以上です!それではまた明日~♪
2月11日(土)は、祝日ですが診療しております^^
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