アトピー性皮膚炎・ぜん息・花粉症などのアレルギーを持つ方に知っておいてほしいこと。
こんにちは!大阪市城東区鴫野にある段上はり灸整骨院、野球好き院長の段上 功(だんじょう いさお)です^^
WBC(ワールドベースボールクラシック)に出場するオランダ代表も、今年に懸ける意気込みが強いようですね。日本で活躍するバレンティンやバンデンハークをはじめ、プロファーやボガーツなど、現役バリバリのメジャーリーガーも多数選出されました。ただ投手陣が不安定な面があるので、侍JAPANの選手たちには「スモールベースボール」を信条として勝ち上がっていってほしいですね!
【アトピー性皮膚炎とぜん息に悩まれたこども時代】
こどもの頃の話ですが、もともとボクはアトピー性皮膚炎とぜん息を持っていました。
ヒジやヒザなどの関節周り、顔やくびなどが痒くて痒くて仕方なかったのを覚えています。こどもの頃の写真を見返しても、赤~い顔をしている写真が多いです。
ぜん息も、風邪をこじらせたり、旅行や合宿などで環境が変わったりすると常に出てきて、「ゼェゼェ、ヒューヒュー」という音と共に、苦しい想いをしていたのを今でも鮮明に覚えています。ですが、アトピーに関しては小学生に入る前、ぜん息に関しては中学生の頃からもう一切出なくなりました。
よく「こどものアトピーやぜん息って治るんですか?」と聞かれますが、ボクは治ると思っています。
【そもそもアレルギーは何が原因なのか】
アトピー性皮膚炎やぜん息などを引き起こす「アレルギー症状」って一体何が原因で起こると思いますか?
親やご先祖さまからの遺伝でしょうか?
それとも体質でしょうか?
一般的には「遺伝」が原因だと言われていますが、こどもの頃に出てくるアレルギー症状に関しては、ボクは「親が原因」だと思っています。
こんな言い方をすると反論がありそうですが、もちろん遺伝もあると思います。
ですが、必ずしもそれだけじゃないと思うんですよね。
ボクの家族では、母親がぜん息を持っていました。
だから3人居る兄弟全員になる可能性があるということです。
ですが、実際にアトピー性皮膚炎やぜん息があったのはボク1人だけ。
後に母親から聞きましたが、ボクがお腹に宿る前に、それまで吸っていなかったタバコを吸っていたとのこと。
自分でも「それが原因じゃないか」って悩んでいたみたいですが、おそらく原因の一つにはなっていると思います。
産まれてくる赤ちゃんは、父親と母親の精子と卵子によって成り立ちます。
ということは、その精子と卵子の元である親2人の健康状態や生活環境が非常に大きく反映されるということです。だからといって親を責めたりはしませんよ(笑)
ただ、これから赤ちゃんを産もうと考えている方は、
「自分の生活環境が赤ちゃんに影響する」ということを頭に置いておく方がいいかなと個人的には思います。
【後から出てくるアレルギーに関してはどうなのか】
では、こどもさんも含めて、アレルギーが治る人と治らない人、花粉症などのアレルギーが大人になってから出てくる人が居るのはナゼでしょうか?
それはカラダの抵抗力で決まります。
そもそも人のカラダというのは、健康に過ごすために「免疫機能」というのが備わっています。
風邪やインフルエンザなどのウイルスが入ってくると、体温を上げてカラダを守ろうとしますよね。あれが免疫機能です。
これは花粉やハウスダストも同じで、こういった異物がカラダに入りすぎてしまうと良くないので、免疫機能がはたらいて、それを排除してくれようとするんです。
普通ならそれで終わりなんですが、アレルギーを持っている人は、それを必要以上に守ろうとしちゃうんです。
過敏に反応してしまうということです。
ナゼ、花粉などの異物にそこまで反応しなくてはいけないかというと、それは自分自身のカラダが弱いから。
守るための抵抗力が落ちているからです。
「今のカラダやったらヤバイ!!」ってカラダが勝手に思っちゃうんです。
よく、こどものぜん息やアトピーを治すために「水泳などの運動をするといいよ」って言われますよね。
それは過敏に反応しすぎない強いカラダを作るためです。
だから非常に理にかなっているんです。
ボクも水泳と野球をはじめて、それから全く出なくなりました。
アトピー性皮膚炎やぜん息、花粉症を治したいなら、やはり抵抗力をつけることが大事です。
【アレルギーの原因は普段の日常にある】
今お伝えしたように、過敏に反応しなければいけないカラダを作ってしまったのは、遺伝や親からの影響だけではありません。
普段の生活に問題があります。
バランスの偏った食事、睡眠不足、冷え、ストレスなど。
特に冷えは、免疫力を低下させてしまうので「常に手足が冷たい」という方はそれも原因になってきます。
また「こどもさんのアトピーがなかなか治らない」という場合でも、生活環境に原因があることが多いです。
それが食生活かもしれないし、親や兄弟を含めた家族、幼稚園や学校などで何かストレスを抱えているからかもしれません。実際に小児鍼で来られる方のお話をお伺いしていても、そういう場合が非常に多いです。
【薬に頼らず負けない強いカラダを取り戻そう】
アトピー性皮膚炎になる方の数は1970年代以降、年々増え続けています。
そして、治らない方も増えています。
その原因として、高度経済成長の影響ももちろんありますが、先ほどお伝えしたような食生活を含めた生活環境が大きく変わったことが一番の原因だと思います。
なのでそこに目を向けていかないと、いくら薬を飲んだっていつまで経っても治りません。
「免疫力を上げる効果がある」と聞いて、鍼灸治療を頼って来られる方多いですが、そういった部分を知っているのと知らないのとでは変化に大きな差が出てきます。
普段の生活を少し見直し、過敏に反応しない「強く元気なカラダを取り戻すこと」が何より大切です。
アレルギーで悩まれている方は、薬に頼りきりにならず、そういったこともぜひ頭に留めておいてくださいね。
今日の黒板から飛躍させてブログを書きました。
本日は以上です!それではまた明日~♪