不妊で悩む方に対して、鍼灸師として出来ること。
千葉ロッテマリーンズの不動のショートである鈴木大地選手が、今季からセカンドにコンバートされることがなりました。その意図には、若い世代の選手たちへの奮起を促す考えがあるようです。甲子園を沸かせたあの平沢大河選手がブレイクする日も近いかもしれませんね。
こんにちは!大阪市城東区鴫野にある段上はり灸整骨院、野球好き院長の段上 功(だんじょう いさお)です^^
先日、ボクが所属する大阪府鍼灸マッサージ師会の生涯研修会に参加してきました。
あっ、ちょっと年齢層高めです。笑
修了証をもらっている研修会なので積極的に参加しなくてもいいのですが、気になるお話があると参加するようにしています。
今回気になったのは不妊治療のお話。
今では6人に1人とか、7人に1人と言われていますよね。
ガンになる方の確率が2人に1人ぐらいだと言われているので、そう考えると珍しい話ではありません。
ボクのところにも、妊活として通われている方や、鍼灸をキッカケに子宝に恵まれた方が実際にいらっしゃるので、岐阜で有名な先生がどんな考えで、どんな治療をするのか興味があったんです。
【子宝に恵まれない方に対し鍼灸師として出来ること】
先生のお話は、ボクと考え方が非常によく似ていたので、話がスーッと入ってきました。
鍼灸で目指すべきところは、
①カラダを温めて冷えを改善すること
②健康なカラダへ導くこと
③着床しやすい子宮内環境を整えること
④女性ホルモンのバランスを整えること
にあり、クリニックでおこなう不妊治療に加えることで「妊娠力は確実に上がる。」と。
これは過去にもこのブログで書いたようなことでした。
クリニックでの不妊治療と共に、鍼灸治療を併用することをオススメする理由。鍼灸師の立場から見た西洋医学と東洋医学の大切さ。 - 大阪市内のだんじり祭り鍼灸師・段上 功のブログ
ただ先生は不妊で悩む方を専門に診ており、3ヶ月間で、延べ100数十人の方を治療し、70人ほどが妊娠された月もあったとのこと。
これは驚くべき数字です。
でも、「ボクがやっている治療は全然大したことないんです。」と何度もおっしゃるんです。
「いやいや、そんなことないでしょ!」って思ったんですが、ホントに特別なことはされていませんでした。
一般の方が、家庭でもおこなえるような治療です。
ではナゼそれだけの結果が出せるのか?
それはちゃんと価値を伝えているから。
鍼灸を受ける必要性を最初にきちんと伝えていること。
妊娠力を上げられる治療だといっても、1度で妊娠出来るというものではありませんし、カラダもすぐには変わりません。
鍼灸が目指すべきところである冷えを改善すること、健康なカラダに導くこと、子宮内環境を整えること、ホルモンバランスを整えるというところへ持っていくためには、やはり期間が必要です。
ですが、カラダを良い方向に向けていくという過程で時間が掛かるというということも、コチラが伝えないと全く伝わっていないんですよね。
それを伝えているか伝えていないかで、受けられる方のキモチも大きく違いますし、非常に大事なことだなと感じました。
そしてそもそも、不妊の方に対して鍼灸がチカラになれること、ボクがそういう鍼灸治療をおこなっていることすらも知られていないんだなって改めて痛感しました。
だからもっと伝えていかないといけないなって。
講演の中で「確実に妊娠力を高められる治療法なのに、これだけの方が悩んでいるのは、ボクは鍼灸師の怠慢だと思っています。」とおっしゃた言葉が何より心に響きました。
クリニックでの不妊治療を受ける前に妊娠したい、不妊治療を受けているけどなかなか子宝に恵まれない、そういう想いを抱えている方って今は本当に多いと思うんです。
そういった方々に対して、鍼灸師としてまだまだ出来ることはたくさんあるなと感じました。
それを今一度考える非常に良い機会になりました。
またこのブログでももう少し有益なことをお伝えしていきますね^^
取り留めもないブログになりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました!
本日は以上です!それではまた~♪