技術を向上させる近道は、一流の人の姿を目に焼き付け、自分の体験にしてしまうこと。
こんにちは!大阪市城東区鴫野にある段上はり灸整骨院院長の段上 功(だんじょう いさお)です^^
大谷翔平選手の来オフでのメジャー移籍が現実味を帯びてきましたね。
日本人最速の165キロの速球を投げ10勝、打っても3割22本を記録したスーパースターは、もう日本の野球でおさまる器ではなくなってしまいましたよね。
来季1年間が日本で見られる二刀流の最後の年になる可能性が高いので、是が非でもこの目で見たいですよね。
【技術を向上させる近道は、見て学ぶこと】
以前にも書きましたが、ボクが弟子入りしていた頃、師匠はボクに何も教えてくれなかったんです。
おもいっきり職人気質な師匠で、
「見て学べ。」
「わからんかったら調べろ。」
「自分で稽古しろ。」
「おれらもそうしてきたからお前もそうしろ。」
しか言いませんでした。笑
初めはね、「この人むちゃくちゃやなー。笑」って思ってたんですけどね。笑
ですが、そうやって育てていただいたお蔭で今があると思っています。
弟子入りして半年ぐらいは、患者さんに触れることすら許されなかったんです。
整骨院なんかでは、受付さんとか助手さんが電気を付けたり外したり、またはストレッチをしたりってよくあるじゃないですか。
あんなことが一切なかったんです。
ホントにずーっと立ってるだけ。
期間にして6ヶ月。
かろうじてさせていただけたのは、お会計や会話ぐらいですかね。笑
「おれらの治療には、鍼灸をしたり・カラダを触ること以外に、電気を付けることと、温めたり冷やしたりするだけしかないんや。だから、どこにどういう風に当てるかというのも、ものすごく大事になるねん。」
って言われたんです。
ボクはずっとそれが頭に残っているんです。
だから、初めて患者さんの電気を外した時はめちゃめちゃキンチョーしました(笑)
誰にでも出来るそんなカンタンな行為をものすごく鮮明に覚えています。
鍼灸の治療でも、師匠の一挙手一投足を目に焼き付け、打つ場所、方向や角度、深さや刺激の仕方などをよく真似しました。
あーでもない、こーでもないって何度も何度も。
師匠の鍼灸は凄い技術だってことに気が付いたのは、学校に入ってから。
「あれ?」
「学校の先生の鍼灸、今まで見てきた師匠と全然違う!」って。
もちろん経験豊富で名前の通った上手な先生もたくさんおられたんですよ。
でも、一般の先生とは明らかにレベルが違ったんです。
そこまで自分がたどり着ける・着けないは別にして、そういう方の治療を毎日、目に焼き付けることが出来た経験ってホントに大きいなって思います。
そんなボクの弟子入り時代の体験と、似たことを体現しているタレントさんが居るんです。
タレントさんでもあり、スポーツ選手でもあるボクの好きな方。
それは、百獣の王・武井壮さん。
ボク、実はめっちゃ好きなんですよ。笑
40歳を越えて、100メートルを10秒台で走るんですよ。
Twitterなんかを見ていただければわかると思いますが、何時に帰っても一日一時間のトレーニングは欠かさないんですって。
そんな姿にいつも刺激を受けています。
そんな武井壮さんが出ているYoutubeをよく見るんですけど「見て学ぶ」ことを体現しているわかりやすい動画があるんです。
それは、ボクシングの長谷川穂積選手を取材に行った時の動画。
長谷川選手が「パンチを一発も当たらずにかわす練習があるので、武井さんもやってみてください」って言ったんです。
「その前にボクが一度やってみます。」と長谷川選手が言い、実践して見せたんです。
その写真がコチラ。
かわしたことに「すげーっ!!」って思うと思いますが、そこよりも驚いたことがあったんです。
この写真で、武井さんのアタマも動いているのがわかりますか?
武井さんも疑似体験しているんです。
自分も体験しているかのように入り込んで、そこでもう吸収しているんです。
さすが陸上10種競技の元チャンピオンです。
こんな感じで、自分ならこう動くっていう風な感じでアタマを動かしていくんです。
あたかも自分が経験しているかのように。
そして、武井さんの番になり、あっさりとパンチをかわしたんです。
それも一度だけでなく、何度もかわし続けます。
長谷川穂積選手もおっしゃっていましたが、普通こんなことカンタンに出来ません。
それが最初から出来るというのは、もちろん反応やセンスもあると思うのですが、長谷川穂積選手の動きを目に焼き付け、自分があたかたも体験しているような状態でずっと見ていたからなんです。
それも超一流の長谷川穂積選手の動きですからね。
まぁでも、これをカンタンに体現出来るというのはすごいですけどね。笑
そんな武井壮さんは、陸上10種競技の元日本チャンピオンです。
10種競技とは、100メートル、走り幅跳び、砲丸投げ、走高跳、400メートル、110メートルハードル、円盤投げ、棒高跳び、やり投げ、1500メートルの種目の合計得点で争う競技です。
10種目もあるだけに、これらそれぞれに練習時間を大きく取っていたら、時間がいくらあっても足りません。
だからいかに早く吸収し、いかに効率的に練習をするのかというのが大切になってきます。
実際に武井壮さんは、本格的に陸上を始めてからわずか2年半で10種競技のチャンピオンになりました。
その短さがどれだけ効率的に練習をおこなったかを物語っていますよね。
動画であの動きを見た時に、なるほどなって頷けました。
でも、これってスポーツだけじゃなくて、なんだってそうですよね。
絵を描くのも、字を書くのも、文章を考えるのも。
上手い人が書いたものを参考に、どうしたらこんなに上手く書けるのかな、どんな手順で、何をどう考えてこんな構成にしているのかな、なんて考えていたら、いつの間にか少しは上達しているものですよね。
ボクは、技術を向上させる近道は、上手な人の姿を目に焼き付け、真似ることだと思うんですよね。
そして何度も何度も確認し、自分の体験にしてしまうこと。
自分自身も弟子入り時代におこなっていたことを、武井壮さんの動画を見て、よりそう感じました。
今書いているブログも色んな方の書き方や構成を参考にしています。
まだまだよくわかっていませんが、それを続けていると、いつの間にかカタチになってくるのかな^^
そんな日を楽しみにしながら、今日のブログを終えたいと思います。
本日もご覧いただきありがとうございました!
それではまた~♪
1分45秒あたりがその瞬間です^^