大阪市内のだんじり祭り鍼灸師・段上 功のブログ

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写真で見る、腰痛になる人の「 姿勢 」と「 カラダの使い方 」。腰痛予防・対策についても書きました。

こんばんは!プロ野球・各球団の戦力補強の話題が気になって仕方がない、城東区・段上はり灸整骨院院長の段上 功(だんじょう いさお)です^^

 

ボクは仕事柄のせいか、人をよく観察します。

どんな姿勢で、どんなカラダの使い方で、どんな考え方をしているのか。

普段からよーく見ています。

だから「あー、この人 肩が凝るやろな~。」とか「近いうちにギックリ腰になるやろな~。」なんていうのがすぐにわかります。

まぁプロなんで、この業界の人は誰でもわかるでしょうが(笑)

 

このブログでも散々お話していますが、痛みには必ず原因があります。

その中で、姿勢やカラダの使い方ってホントに大事なんです。

 

ボクも元々腰痛持ちでしたが、今はほとんどありません。

それは腰痛になりにくいカラダの使い方について、人よりもよく知っているからです。

 

だから、腰痛にならないというより、痛みが出てこないように気を付けていると言った方が正解かもしれません。

カンタンなことなんですが、そこを気を付けて生活するだけで、腰痛はかなり遠ざけることが出来ます。

なので今日は、そんな腰痛になりにくい姿勢とカラダの使い方のお話をしたいと思います。

【腰痛になる人とならない人の決定的な違い】

普段生活をしていて、座っていても立っていても歩いていても、腰の「張り」って感じたりしますよね。

でも、「痛み」までいくことってなかなかないんです。

 

どんな時に起こるかというと、「中腰」になった時。

 

顔を洗う時、靴下を履く時、ズボンを履く時、下の物を取る時など。

カラダが前にかがむと、頭の重りを支えないといけなくなるので、背中や腰に大きな負担が掛かります。

普段はあまり痛みを感じないんですけど、ジワリジワリとカラダをむしばんでいき、それが溜まると一気に強い痛みを出すんです。

突然出てくるギックリ腰も、ちゃんとこういう過程を踏んでいるんです。

「塵も積もれば山となる」って言いますから、普段から気を付けていきましょう。

 

【下に置いてある荷物を取る時】

前置きが長くなりましたが、腰痛になる人の姿勢はこんな感じ。

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みなさん、大体こうやって物を取りませんか?

 

写真で見るとよくわかりますよね。

膝や股関節を曲げず、背中が丸くなっています。

コレを続けると必ず腰痛になります。

 

それは、筋力や体力に自身のある男性でも同じ。

背中が丸くなると腰に負担が掛かります。

この次の写真は、そこに着目して下さいね。

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どうですか?

背中がピーンと伸びていませんか?

膝と股関節をしっかりと曲げた姿勢です。

もっというなら、お尻を後ろに少し付きだすような感じです。

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そんなのメンドクサイよ!って声が聞こえてきそうですが、腰痛が出ないようにしていくには、こういった普段の小さなことが大事です。

 

あとは、膝を90度に曲げる方法も負担が少ないです。

膝痛の予防にもなるので、小さなお子様が居て、何度も何度も立ち座りがある方は覚えておいてくださいね。

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【顔を洗う時】

朝起きてすぐの筋肉が固まった状態で、中腰をとるというのは、腰痛だけにフォーカスすればものすごくリスクが高いことなんです。

そんな状態で、またまた背中が丸くなるようなこんな姿勢をとると、状態が悪ければこれだけでギックリ腰になります。

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予防・対策としては先ほどと同じです。

背中をまっすぐすること、膝・股関節を曲げること、お尻を突き出すことです。

こんな姿勢をとれると、朝でもそんなに痛みを感じずに過ごすことが出来ます。

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「いやいや、うちはもっと洗面台が低いんやけど」なんていう方は、足を前後に広げて、重心を落とすようにして下さい。

この際、見た目なんかのことは忘れて下さいね。

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若しくは、大きく足を広げる形でもいいです。

ボクはどちらかというと背が高い方なので、台所で洗い物をする時もこういう姿勢でやっています。

飲食店のアルバイトをしていた時も、腰が痛くて無意識にそうしていました。

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【痛みの出にくい立ち上がり方】

椅子に座っていて立ち上がる時、これも実は結構負担が掛かっているんです。

なんで?って思うかもしれませんが、立つ時に背中が丸くなるからです。

中腰と姿勢は変わりません。

 

まっすぐ座った状態から、

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頭のおもりを使い、その反動で立ち上がろうとします。

その時に、背中が丸くなります。

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「椅子から立ち上がる時に腰痛が出てくる」という方は、大体こういう立ち方です。

というより、立ち方を気にしている人なんてあまりいませんので、世界中のほとんどの人がこの立ち方です。

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痛みが出ない立ち方をするために、一旦イスのヘリへ移動しましょう。

ここがポイントです。

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こんな感じになりまよね。f:id:hari9danjiri:20161101181713j:plain

その姿勢から、一旦足を少し後ろへ引いてください。

踵が頭の位置から一直線に入るぐらいが丁度良いです。

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そこから真っすぐ立つだけです。

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どうですか?

背中が丸くなっていました?

なっていませんよね。

これが腰の痛みの出ない立ち方です。

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コレ結構知らない方が多いんです。

それだけ?って思われるかもしれませんが、今現在 腰痛がある人は、すぐにでもやってみてください。

驚くほど痛みがなく立てるはずです。

 

【相当な筋力がある人以外は体勢に気を遣うべき】

強い腰痛になったことがある人はわかると思うのですが、そんな時って、物を取るのも顔を洗うのもイスから立ち上がるのも一苦労じゃなかったですか?

きっとそうですよね。

 

ということは、その姿勢が腰に負担の掛かる姿勢だということです。

 

なので、痛みが出た時だけじゃなくて、普段から心掛けていると強い腰痛には悩まされずに生活が出来るようになるんです。

今日ご紹介したことは、ボクもやっています。

冷蔵庫の下の引き出しから物を取る時も、さっきのようにしっかりと重心を落として姿勢を正して取っています。

見た目を気にしていたら、腰痛なんていつまで経っても治らないので、割り切って下さいね^^

 

あっ、まれに「良い姿勢なんか心掛けてないけど痛くなったことなんてないよ。」とか「今まで生きてきて一度も痛くなったことなんてなかったのに」なんていう方も結構多いんです。

でもそれは痛みが早く出るか、遅く出るかだけの違いです。

間違いなくいつか痛みが出てきます。

 

人の筋力や体力は年々落ちていきます。

 

同じように生活をしていても、筋力や体力が落ちていくと、今までかばえていたものがかばえなくなってきてしまうんです。

そうすると、体勢やカラダの使い方を気にしていなかった方は、腰痛を発症します。

筋力や体力に頼ってばかりの方だと、この先ずっと腰痛と戦わないといけなくなります。

筋力はドンドン衰えていきますからね。

痛みがない生活を望むなら、筋力を維持・向上していくか、痛まないように態勢に気を遣っていくかのどちらかしかありません。

 

ボクは多少筋力を鍛えながら、姿勢を意識して、毎日お風呂に浸かって温めています。

そこまで出来なくてもいいかもしれませんが、せめて今日お伝えした姿勢やカラダの使い方だけでも意識出来れば、快適に毎日を過ごすことが出来るんじゃないでしょうか。

 

さらっとご紹介するつもりが、気付けば長々と書いてしまいました(笑)

腰痛に悩む方には、非常に大切なことが書いてあります。

これがきちんと出来ればボクらはもういりません。

そんな情報をお伝えしましたので、ぜひ心掛けてみて下さいね。

 

それではそんな感じで今日のブログを終わりたいと思います。

ではまた~♪