祭りというのは、色んな方のさまざまな想いを載せているもの。~城東・鴫野のだんじり秋祭~
鴫野西之町の後輩・前田一彩くんのご実家の前で、鴫野西之町さんと天王田の2町のだんじりを合わせてから、もうすでに3ヶ月が経ちました。
大人になると、こどもの頃より「時が過ぎるのが早く感じる」と言いますが、ホントにそうですね。
あっという間に過ぎたように感じました。
一彩くんの写真を片手に、みんなで写真を撮ったのもその時でしたね。
亡くなってからは4ヶ月と少し経ちますが、少しずつキモチの部分で整理が出来てきたように思います。
これはボクだけじゃなく、この写真を撮ったメンバーみんながそう感じていると思います。
事実を風化させているわけでも、受け止めているわけでもない、何か不思議な感覚です。
夏祭が終わり、四十九日を終えた数日後、一彩くんのご実家にお招きいただき、高校・専門学校時代に一彩くんが仲の良かったメンバーと一緒に、みんなでワイワイ騒いできました。
そんな姿をどっかで見守ってくれているような気がするんですよね。
一彩くんが亡くなった後、ボクたちが面識のなかった彼の高校・専門学校時代の同級生、お義兄さんと連絡を取ったり、飲みに行ったりするようになりました。
これも彼が生んでくれた縁だと思います。
お義兄さんに関しては、今回の秋祭からボクたちが参加する天王田地車保存会に入ることになりました。
この秋祭では、一彩くんの想いを引き継いで、声を出して、汗をかいて、アツく祭りを盛り上げてくれていました。
今回の秋祭では、ご実家の前をだんじりが通るので、そこでみんなで写真を撮ろう!と話していました。
また、鴫野西之町さんと天王田で何か一緒に作ろうということで、共同でうちわを制作しました。
うちわを持ってご実家の前で撮っていただいた写真がコチラ。
みんな良い表情をしていますよね^^
お父さん、お母さん、お姉さんも喜んでくれていたようで嬉しいです。
以前このブログにて一彩くんのことを書きました。
その投稿を見て下さった方が本当にたくさんおられました。
同時に、たくさんの方から、お友達やご家族が亡くなったお話を聞きました。
その中には、祭りに参加する青年団の方が亡くなり、ボクたちと同じような想いで祭りに参加していた方もおられました。
そんなお話を聞いて、また今回のこの夏祭・秋祭を通じて、祭りというのは、ただ楽しむものだけじゃなくて、色んな方のさまざまな想いを載せているんだなということを改めて感じました。
大切な人が亡くなるということは本当に寂しい事実ですが、きっとこういった出来事がなかったら、祭りに対する取り組みも今とは少し違っていたのではないかなと感じます。
新しいつながりや気付きを与えてくれて本当に感謝しています。
最後になりましたが、忙しい中、時間を調整して写真を撮って下さった政池 宗一さん、無理なお願いに何度も応えて素晴らしいうちわを作って下さった呉本利美ちゃん、本当にありがとうございました!!
みんなのこの想いは、きっと一彩くんにも届いているでしょうね^^