大阪市内のだんじり祭り鍼灸師・段上 功のブログ

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よく寝違いを起こす人の特徴と、今後寝違えないために大切なこと。

こんにちは!城東区鴫野にある段上はり灸整骨院院長の段上 功(だんじょう いさお)です^^

FacebookTwitterInstagramを見ていると「寝違え」という言葉を目にする機会が急激に増えてきました。

実際にボクのところでも、患者さんがそれを訴えることも多くなってきました。

 

ではナゼそんなに一気に増えたのか。

 

その答えはズバリ「冷え」です。

冷えることにより、首や肩・背中の筋肉が硬くなり、寝違いが起こりやすくなってしまうんです。

時期としては春から夏、夏から秋などの季節の変わり目に起こりやすい。

夏は冷房が入ること、秋は急に涼しくなることにより、カラダが冷えてしまうからなんです。

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【寝違えは慢性の症状の積み重ね】

痛みには「急性」「慢性」という言葉があります。

カンタンに分類するなら、寝違えは急性で、肩こりは慢性

捻挫は急性で、足のだるさは慢性です。

 

なんとなくイメージ出来ますよね。

そして言葉の通り「急性」は突然起こって「慢性」は緩やかに起こるということも認識できますよね。

 

でも、実はコレが間違いなんです。

 

寝違いなどの急性の症状は、突然起こりません。

そこにはちゃんと原因があるんです。

原因のない痛みというのは基本的に存在せず、必ずどこかに原因があるんです。

 

寝違えのように、突然痛んだと思っていても、実はそうではなく、その原因に気付いてあげられていないだけなんです。

 

その最たる要因は疲労の蓄積

言い換えれば、肩こりなど「慢性の症状」の積み重ねです。

 

そんな話をすると「寝違えたけど、肩こりなんてなかった。」と話す方がおられます。

ですが、肩こりがなかったわけじゃなくて、気付いてあげられていなかっただけなんです。

知らない間に、寝違いを起こすところまで筋肉が硬くなっていたということです。

 

【よく寝違えを起こす人の特徴】

・首や肩、背中の筋肉の張りに気付いていない人

・お風呂にあまり浸からない人

・睡眠時間が短い人

・日中に前かがみの体勢をとることが多い人

→結局は普段から筋肉が硬くなっている人に多いということです。

 

寝違いをイメージする時に分かりやすいのが輪ゴムです。

輪ゴムって伸び縮みしますよね。

でも、古くなったりすると硬くなりますよね。

その状態で少し引っ張ると切れてしまいます。

 

寝違いもそんな感じです。

 

首・肩・背中の筋肉が、古い輪ゴムのように硬くなった状態の時に、振り返ったり、カラダを捻ったり、朝起きようとして頭を起こしたり、そんな時に痛めてしまうんです。

輪ゴムのように完全に切れているわけじゃないですが、イメージとしては近い状態です。

【寝違えを起こした際の対処法と、今後寝違えないために大切なこと】

寝違えが起きてしまった最たる原因は筋肉の硬さです。

疲労の蓄積により、筋肉が硬くなってしまうんです。

筋肉が硬いために、症状が出てきてしまったので、寝違えた時に冷やして硬くしてしまうのは本末転倒です。

 

まずは、ホットタオルやカイロなどでしっかり温めましょう

一般的には「冷やす」ことが多いみたいですが、治りにくくなるのでやめましょう。

そして、安静にすること

保温や保護のために、マフラーやストール、タオルなどを首に巻いておくのもいいです。

出来ればその晩はしっかりとお風呂に浸かり、ゆっくりカラダを休めましょう。

痛みはカラダの疲れのサインですからね。

 

では、痛まないためにどうすればいいのでしょうか?

 

その答えはカンタンです。

痛みの原因を改善していくことです。

 

よくなる人の特徴をおさらいすると、

・首や肩、背中の筋肉の張りに気付いていない人

・お風呂にあまり浸からない人

・睡眠時間が短い人

・日中に前かがみの体勢をとることが多い人

でした。

 

なので、対策としては、

・首や肩、背中の張りや違和感に気付いてあげる

・お風呂にしっかりと浸かる

・睡眠時間を少しでも多く摂るようにする

・前かがみの体勢を続けすぎないよう、カラダを捻ったり腕を伸ばしたりする

が挙げられます。

何も特別じゃないですよね^^

ボクも実践していることなので、これぐらいなら出来ると思います。

 

寝違いも含め、どんな症状に関してもそうですが、原因のない痛みなんてボクはあり得ないと思っています。

痛みには必ず原因がある。

そしてそれまでに、必ず過程があるんです。

筋肉の張りや違和感、気になる感じや少し痛む感じ、いつもと違う感じなど、カラダというのは強く痛めないために何かしらのサインを出してくれています。

そのサインを見逃さずに、しっかりと気付いてあげましょう。

 

健康で痛みのない生活を送るためには、自分自身のカラダを知るということが何より大切です。

カンタンなことですが、なかなか出来ていないことなので、ぜひ意識してみてください。

あまりにも急激に寝違えを訴える方が多くなっていたので、今日はそんなことを書いてみました。

少しでも参考になれば幸いです。

本日は以上です!それではまた~♪