こどもさんへの小児鍼をおこなう時に心掛けているたった一つの大切なこと。
こんにちは!城東区の祭り好き鍼灸師・段上 功(だんじょう いさお)です^^
広島東洋カープのスカウトについての記事がここ最近たくさん出ています。注目した選手は最後まで愛情を持って接するという球団の一貫した取り組みが今年の優勝に繋がっているんですね。あっ、こんな話をし出すと何時間も書けちゃうのでこのヘンで辞めておきますね。
【治療はさまざまな想いに触れることが出来る】
「先生!七五三の撮影の時にドレスを着れたんです~っ!!」
と前回の治療時に、お母さんがそう言って下さいました。
何のことかというと、少し前から小児鍼を受けに来てくれている7歳になる女の子のお話なんです。
何でそんなに喜んでいたかというと、1年以上ずっとアトピーで悩んでいたから。
来院した時は関節のところだけじゃなく、顔もお腹も背中も真っ赤っかでした。
7歳になる「女の子」です。
もちろんその子自身も気にしていましたし、お母さんも心配されていました。
そのアトピーは、まだ少し関節部分には赤みは残るものの、今はかなり引いています。
小児鍼は定期的に受けに来てくれているのですが、前々回の治療後からいつも以上に調子が良くなり、ちょうど七五三の撮影前にカンペキに赤みが引いたとのこと。
ドレスを着る時に、腕を出しても何も気にしなくて済んだそう。
その女の子もめちゃめちゃ喜んでくれていて、嬉しそうにその時に撮った写真を全部見せてくれました。
記念の写真って一生残りますもんね。
そんな想いに応えることが出来てホントに良かったなって思いました。
【小児鍼をする上で大切なたった一つのこと】
こうやって小児鍼をしていて大事だなって思うことは、こどもさんの目線でしっかりとコミュニケーションを取ることだと思います。
ボクが上手だって言ってるわけじゃないですよ(笑)
小児鍼の治療は弟子入りしていた時にたくさん学びましたが、こどもさんへの接し方というのは教えてもらったことがありません。
小児鍼のセミナーなどで、少しそういった知識的なことは頭に入れたことはありますが、保育士さんみたいに特別な知識や技術があるわけではありません。
ボクは結婚もしていないので、こどもも居ませんし、末っ子なので弟・妹も居ません。
そんなボクが、小児鍼をする上でたった一つ大切にしていることは、自分の甥っ子・姪っ子と同じように接すること。
こどもも、弟も妹も居ないボクが、大切にしている甥っ子と姪っ子。
小児鍼に来るこどもさんには、その二人と同じぐらいの愛情を持って接しています。
こどもさんって大人の接し方をすぐに察しますからね。
うわべだけだったり、合わないと思ったら全く近寄りません。
そんな状態では小児鍼は出来ないんです。
慣れてくるとこどもさんは、治療に来る度に色んな話をしてくれるようになります。
家族のこと、勉強のこと、習い事のこと、運動会のこと。
治療時間も含めてずーっとお話してくれます。
そのお話を甥っ子と姪っ子と接するように聞いて、楽しく会話をしています。
何も特別なことはしていません。
先日もその子が出る運動会を見に行ってきました。
治療の時に、練習のこと、運動会への想いも語ってくれていたので、そんなことを頭に描きながら見ていました。
今日ちょうど治療に来てくれたんですが、「せんせいきてくれてたね!」って嬉しそうに話してくれていました^^
こどもさんにおこなう小児鍼でも、大人の方におこなう治療でも、やるべきことは変わりません。
とにかく来て下さっていることを有り難いと感謝し、全力でお応えする。
もう、それしかありません。
こどもさんの可愛いところは、そうやって接するとお手紙をくれたりします。
ときどき読みにくい字もありますが、めっちゃ嬉しいですよね^^
たくさんのこどもさんを診ているわけではありませんが、小児鍼をする時はいつもそんな想いで取り組んでいます。
今日ちょうど来てくれたその女の子と会話をしていてそんなことを感じました。
長くなりましたが、本日は以上です。
最後までありがとうございました!
それではまた~♪