過去21年間で、震度7を超える地震は計11度。もし、あなたの町で起こったら?
もし、あなたの町で起こったとしたら、どうしますか?』
こんばんは!
院長の段上 功です。
今朝、城東校下の防災訓練に、
地域の防災リーダーである父親と共に参加してきました。
冒頭の一文は、訓練の指導をして下さっていた消防士さんのコトバです。
このコトバが、ボクにはものすごく響きました。
小学校の時に阪神淡路大震災を経験し、
東日本大震災では施術ボランティアとして2度、現地に伺い、
熊本大震災では、ものすごく身近な方が被災されました。
だんだん他人事ではない状況になっています。
先日のアメリカのオバマ大統領の広島訪問のキッカケとなった、
第二次世界大戦から、
ボクたちの生活は一変し、平和な世の中を手に入れました。
その平和な国・日本の中で、
唯一不安を抱えなくちゃいけないのが、この地震です。
いつ、どこで、どれぐらいの規模のものが起こるかは誰もわかりません。
もしかしたら、今あなたが住んでいる町で起こるかもしれません。
もしかしたら、今住んでいる家が潰れてしまうかもしれません。
もしかしたら、あなたの大切な人が下敷きになってしまうかもしれません。
あなたの大切な人が、こんな状況だったらどうしますか?
すぐにでも、何としてでも助け出しますよね。
ですが、肺が圧迫され、呼吸が乱れ、
そうやって苦しむ大切な人を前に、
気が動転しているあなたは、適切な行動が取れるでしょうか?
もしかしたら、その時に、
心臓マッサージが必要かもしれません。
そんな状況で、
キッチリと心臓マッサージがおこなえるでしょうか。
残念ながら、鍼灸師という立場でありながら、
ボクは落ち着いておこなう自信がありません。
学校でも、赤十字でも、昨年の防災訓練でも、
たくさんやってきましたが、それでも自信がありません。
だから今年も参加したんです。
この防災訓練には、
ボクと同じ年代の人は、町会の役員を除くと、一人も居ませんでした。
昨年もそう。お年寄りの方が圧倒的に多いんです。
先ほどお伝えした心臓マッサージ。
それを訓練する風景を写真におさめましたのでご覧ください。
写真をご覧いただいてどう感じられたでしょうか?
命を助ける側の人に、年齢制限はありません。
ですが、若い方とお年寄りの方とでは、
どちらが力があるでしょうか?
1分間に100~120回の心臓マッサージを、
お年寄りの方が何分間も続けることが可能でしょうか?
だから、ボクは、若い方にもっと参加してほしい、
そう思います。
あなたの住む町で、大切な人が命にかかわる状況になった時、
助けられる人はあなたしかいないかもしれません。
そんな状況になった時、少しでも落ち着いて取り組めるよう、
近くでこういう訓練があった時は、
積極的に参加してほしい、そんな風に思います。
そして、
もし、自治会や町会の方がもし見て下さっているなら、もっと若い世代の人が参加するような形を作ってほしいと思います。
災害が起こった時に大切なのは、
公助ではなく、自助と共助なのだから。
公助:行政による救助・支援のこと。
自助:自分で自分を助けること。
共助:家族、企業、地域コミュニティで助け合うこと。
参加させて頂いて、そんなことを感じました。