災害を受けていないボクたちが、この地震から学ぶこと。
京橋の隣町、城東区・鴫野にある、
段上はり灸整骨院・院長の段上(だんじょう)です。
熊本県をはじめ、
九州地方全域で、大きな地震が起こり、
今も尚、余震が続いております。
九州地方の中でも、
最も被害の大きい熊本市内に、
ボクの兄弟子が住んでいます。
家は悲惨な状態であるものの、
ケガなく過ごせているとのこと。
その兄弟子と、
地震があったその日から、
現在まで連絡を取り続けていますが、
必ず最後に、
「大丈夫、生きる。」
という言葉を届けてくれます。
普段聞くと、何気ない言葉かもしれません。
ですが、このような災害があった時、
それを耳にすると、
聞こえ方が少し違うように感じます。
それは普段、
生きるということが『普通』になっているから。
東日本大震災で、
ボランティアとして宮城県へ行った時、
被災者の方が、
『地震があってよかった』
『だって、そのお陰で、たくさんの出会いがあり、たくさんの経験をすることが出来たから』
ということをおっしゃっていたのが、
ボクの心に強く残っています。
今回の兄弟子の言葉もそう。
命を本気で意識した人ほど、そう感じるのかもしれない。
たくさんの方が亡くなり、
たくさんの方が辛い思いをされている、
それを気付かせて頂いている今こそ、
今まで以上に、
一日一日を大切に、
楽しく過ごしていくことが大事だと、
ボクはそう感じています。