大阪市内のだんじり祭り鍼灸師・段上 功のブログ

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いつまでも治らない頭痛や肩こりの原因は「気を張る・気を遣う」という行為にあることが多い。

こんにちは!大阪市城東区鴫野にある段上はり灸整骨院、野球好き院長の段上 功(だんじょう いさお)です^^

メジャーリーグで通算555本の本塁打を放った元レッドソックスマニー・ラミレス選手が、独立リーグ高知ファイティングドッグスに入団をしました。どんな考えがあり、どんな意図があるかわかりませんが、メジャーで活躍したスター選手を日本で見られるというのは嬉しい限りですよね。

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【いつまでも治らない痛みの原因はどこにあるのか】

原因のない症状って基本的にないと思っています。

そこに何か原因があるからこそ、カラダは不調を訴えます。

これはボクが常に言い続けていることです。

 

普段生活をしていると、頭痛や肩こりなど、痛みが取れない、不快な症状が治らない、どこに行っても、どんな治療をしても改善しないことってありますよね。

お風呂にゆっくり浸かっても、薬をたくさん飲んでも、整体や鍼灸などの治療をしても、姿勢を正しても、骨盤を整えても良くならないことってあるはずです。

 

その治らない症状の「原因」って、実は「心の部分」にあったりすると思うんです。

 

こんなことを言うと「そんな病んでないよ!!」と言われそうですが、何も精神的に病んでいるからという意味ではありません。

そうではなくて「気を張っている」ということを無意識におこなっていたりすると、それが痛みや不快な症状を生んだりすることがあるんです。

むしろボクは、この「キモチの部分」から来る症状の方が多いとさえ思っています。

 

【気を張る・気を遣うということ】

家庭のことを例に挙げれば、こどもさんの成長のことや受験のことについて心配をする、病気になってしまった家族のことを頭に浮かべる、旦那さん・奥さんに対して思うことがある、一緒に住むお父さん・お母さん・義父さん・義母さんに気を遣うなど、色々とあると思います。

家庭だけに関わらず、仕事なんかでも人間関係や業務の内容など、知らず知らずのうちに何か少し気を張ったり、気を遣ったりすることがあるはずです。

 

一般的に「ストレス」に含まれると言われる心配、不安、緊張、責任、悩み、気を張る、気を遣うといった行為は、血液の循環を悪くし、筋肉を硬くします

リラックス状態ではなく、カラダが活動的になっている状態に分類され、これだけでも疲れって溜まっていくんです。

 

加えて、こういう時って「人に弱みを見せちゃいけない、強く居てなきゃいけない」と、誰にも相談せずに自分を奮い立たせることが多いんです。

周りに気を遣ってそう出来ることはたしかに素晴らしいことですが、こういったことが痛みや不快な症状の原因になることって案外多いです。

 

だから、少し肩の力は抜いていいんじゃないかなって思うんです。

近くに居る人に相談をしたり、甘えたり、もっというなら泣きついたりしてもいいんじゃないかなってボクは思います。

 

何でこんな話をしているかというと、今日実際に来られた患者さんがそうだったんですよね。

内容は詳しくお伝えはしませんが、家族のある方のことを心配し、気を配り、他の誰にも相談をせずに気を張り続けてきた。自分がしっかりしないといけないって思って。

それが治らない症状の原因だったんです。

何かキモチの部分で抱えるものがあるんじゃないですかって質問をしたら、泣きながら色々と話して下さったんです。

 

今日の患者さんだけじゃなく、こういったことってよくあるんです。

気を遣うとか、気を張るという行為はすごく大切なことだと思いますが、たまには肩の力を抜いたり、適度に息抜きしながらしていきたいですよね。

それで自分自身のカラダが不調を訴えてしまったら、相手を気遣うことが出来なくなったりしてしまいますからね^^

 

治療を終えてそんなことを考えていました。

長くなりましたが、本日は以上です!

それではまた明日~♪