ボクたちの仕事は支える方が居てはじめて成り立っている。開業5年目を迎えていま思うこと。
こんばんは!城東区の野球好き鍼灸師・段上 功(だんじょう いさお)です^^
昨日は、仕事をお休みさせていただき、福岡県へ短パン社長こと奥ノ谷圭祐さんの講演を聞きに行って来ました。
6年半毎日更新している短パン社長のブログはコチラ。
目の前のお客さんを常に楽しませ、喜ばせることをし続けている方の視点をほんの少しでも肌で感じたくて行って来ました。
【仕事は支える方が居て成り立っている】
今日で開業して丸4年になりました。
開業した当時のことは、やはり今でも鮮明に覚えています。
2012年10月1日の大安、ボクがまだ26歳の時でした。
開業初日は6人の方が来て下さいました。
ものすごく緊張し、この仕事をしていて初めて「しんどい」という感情を抱きました。
ボクは、開業に至るまでに、オリンピックにも声が掛かるような有名な鍼灸師の師匠に弟子入りし、4年間ほぼ無給で、無我夢中で勉強しました。
だから、鍼とお灸に関しては生徒の誰よりも、そしてほとんどの教員の方よりも上手い自信がありました。
それだけ高い技術を目の前で見続けて、圧倒的な稽古をしてきたから。
技術に関しては今でもそう自信を持っています。
では、その技術があったからこそ、この4年間つぶれずにやってこれたのでしょうか?
答えは絶対にノーです。
誰も技術なんて興味ないんです。
むしろ、そんな情報どうだっていい。
素晴らしい技術を持っている人、特別な手技が出来る人なんてこの世の中を見渡せば、たくさん居るんです。
努力をしていない先生、自信のない先生を見つける方が難しいぐらいです。
でも、開業して3年経つまでは、それに気付きませんでした。
そして昨日の奥ノ谷さんの講演を聞いて、より強くそう感じました。
節目の10月1日を迎える度、「皆様に支えられながら」という言葉を使ってきました。
ですが、その時の自分が、心の底から思えていたのかと言われれば、そうではなかったように感じます。
Facebookをしていると、何年か前の投稿って出てきますよね。
今日もそうでした。
開けると、開業の時の投稿が出てきたんです。
その投稿を見返してみると、ものすごくたくさんの方がコメントをくれていたんです。
それは開業の年だけじゃなく、2年目も、3年目も。
それを見た時に、何か心の中で弾けるような音がしました。
毎日普通に仕事をして生きていますが、仕事が出来ているのは患者さんや支えてくれる友人・知人が居るからなんです。
そういった支えてくれている方が居るからこそ、ボクの今の仕事は成り立っているんです。
開業に合わせて、たくさんの御花と御祝をいただきました。
外にも中にも置けないぐらいの数でしたが、
これだけたくさんの御花が何を意味するのか。
それだけ支えられて生きているということです。
このたくさんの御花をいただいた時に、心の底からそう感じました。
でも、その時に抱いた感情は、日を追うごとに薄くなっていっていたように感じます。
ですが、昨日のセミナーでまた思い返すことが出来ました。
「アナタのことを好きだって言ってくれる人が一人でも居るなら、その人を死ぬほど大切にしよう。」
昨日のセミナーで奥ノ谷さんが話していた言葉です。
ホントにそうだなって思いました。
たくさんのアツイ話をしていただいた中で、今のボクの心には、この言葉が一番刺さりました。
自分は、そうやって支えてくれている人に、どれだけのことを提供できているのか。
そう問われれば、正直なところまだまだ何も出来ていません。
でも昨日のお話を聞いて、ボクにももっと出来るんじゃないかなって感じました。
記憶というのはどうしても希薄になっていくものですが、それでも開業した時のキモチは、何年経っても忘れちゃいけないんです。
このタイミングで、奥ノ谷さんの話を聞くことが出来て本当に良かったです。
もっともっと一人一人の方を大切にしていこう、そんな風に感じた2日間でした。
開業5年目がスタートした今日、奥ノ谷さんのセミナーを受けたボクが、いま抱いている気持ちは概ねそんなことでした。
長くなりましたが、本日もお読みいただきありがとうございました!
それではまた~♪