健康に問題がなく過ごせる「健康寿命」を延ばすために、現役で働く87歳の患者さんから学ぶこと。
こんにちは!昨日連れて行って頂いた「野球好き」が集まる居酒屋さんの余韻に浸っている野球好きのだんじょーです^^
心斎橋にあるお店なんですが、写真や情報に関してはまた別の機会にご紹介しますね。
【健康寿命って知っていますか?】
今年5月にWHO(世界保健機関)で発表された情報によると、平成27年の日本人の平均寿命は83.7歳で、世界でトップ。もうかれこれ20年以上前からトップの座を守り続けているんだそうです。
これってすごいことですよね。
それだけ長生き出来る環境が、この日本には備わっているということを意味しているんですから。
ただ、平均寿命のことはほとんどの方が知っているとは思いますが、「健康寿命」という言葉はご存知でしょうか?
最近は耳にする機会が増えてきたので、もしかしたら知っている方もおられるかもしれませんが、少しご説明しますね。
健康寿命とは・・・
健康上に問題なく、日常生活を普通に送れる期間のことを指します。その間は、介護など人の助けを必要としないということです。
健康上に問題なく普通に過ごせる期間。
そうであれば、その期間はより長い方がいいですよね。
調べてみると、平成25年の平均寿命は男性が80.21歳、女性が86.61歳なのに対し、同年の健康寿命は、男性が71.19歳、女性が74.21歳。
男性で9.02年、女性で12.40年の開きがあります。
それは約10年もの間、医療や介護・人の助けを必要とするということを意味しています。
70歳前後になり、病院通いをしている患者さんは口を揃えて、
「こどもの世話になるなら早く死にたい」
皆さんそうおっしゃいます。
人の助けを借りながら、自分の力では満足に生活が出来ない状況であるのなら、やはり嬉しいものではないはずです。
それはきっと誰でもそう感じると思います。
だからこそ、今から、健康寿命を延ばし、少しでも健康で快適な生活を送れるようにする努力をしていく必要があるんじゃないかと感じています。
【現役で働く87歳の方から学ぶこと】
ボクの治療院に、月2回カラダのケアをしに来て下さっている87歳の男性の患者さんがおられます。
その方は、定期的に病院に行ったりもしていなければ、薬も飲んでいません。
しかも、それだけはなく、まだ現役でバリバリ働かれているんです。
本当に驚きですよね!
実際にそうやって元気に生活をされている方が、どんなことを意識し、どんなことに取り組んでいるのか少しご紹介します。
健康寿命を延ばすヒント①
その方に、「何でそんなに元気なんですか?」と、
率直に聞いたことがあります。
その答えは、
「打ち込めることがあるから」
若い頃からおこなってきた仕事を休むことなく続けてきた。そして、それに没頭し続けてきたから今がある。
もし途中で休憩していたとしたら、きっとここまで仕事を続けることは出来なかったんじゃないかなと話されていました。
何かに打ち込むことが大事。
この言葉、響きますよね。
その方は、仕事に打ち込んだわけですが、それは何も別に仕事じゃなくてもいいと思うんです。
趣味でも何でもいいんです。
ようはそれに没頭して打ち込めるかどうか。
集中して取り組み、脳を使い、頭を使い、そして手を使う。
それがとても大切なことなんだと思います。
健康寿命を延ばすヒント②
そしてもう一つは、足を丈夫に保つこと。
大体、80歳前後になってくると、足は弱ってきます。
骨がもろくなって骨折するってよく言いますが、足がしっかりしていて転倒さえしなければ、骨折もしにくいんです。
ですが、足が弱ってしまうと転倒しやすくなり、当然骨折のリスクも上がってしまいます。そして寝たきりになってしまうケースはよくあります。
だから、健康に過ごす上で足がしっかりしているということは非常に大事だと思います。
実際にその方は、自転車も乗りませんし、自動車も乗りません。
遠くへ出掛ける時も必ず電車で移動されます。
家から駅の往復ももちろん歩いて、買い物なんかも必ず歩いて行かれています。
ついついめんどくさくなって、車に乗ってしまったり、エスカレーターやエレベーターを使いたくなっちゃいますよね。
でも、そうではなくて、やっぱり自分の足でしっかりと歩くということが大事なんですね。
【まとめ】
健康寿命を延ばし、健康で快適な日々を少しでも長く過ごすために大事なことは、仕事や趣味に打ち込むこと、そして、足を丈夫に保つこと。
なかなか出来ることではありませんが、自分自身のため、こどもさんやお孫さんのために少しずつでも心掛けましょう。
きっと良い未来が待っているはずです^^
今日もカラダのケアのために来院された元気なその方とお話しながら、そんなことを考えていました。それではまた。
本日も最後までおお読みいただきありがとうございました!