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大阪市内のだんじり祭り鍼灸師・段上 功のブログ

鍼灸師だからこそ伝えられる、ためになる情報をお届けします!同時に、だんじりや野球など、趣味や日常の発信もしています^ ^

段上はり灸整骨院は、9月1日(木)より保険診療を撤廃し、鍼灸治療のみをおこなう治療院として再スタートいたします!

こんばんは!

段上はり灸整骨院・院長の段上 功です^^

珍しく本日二回目のブログ更新です。

 

現在までにご来院頂いた患者さまには、すでに口頭・書面にてお伝えしておりましたが、段上はり灸整骨院は、8月31日(水)を以て健康保険を使っての保険診療を撤廃し、明日9月1日(木)より鍼灸治療のみ、自費診療のみの鍼灸院として再スタートいたします。

 

なぜ、患者さまにとって金銭的に負担が大きく、また、ボク自身にとってリスクの大きな自費診療に切り替えるのか、決断したのには大きく分けて2つの理由があります。

 

その一つは、保険診療を続けていくための気持ちが付いていかなくなったこと。

そしてもう一つは、より健康で快適な生活をお届けしたいから。

上手く伝えることが難しいですが、その2つの理由について少し解説させていただきます。

 

整骨院で診ることが出来る疾患は5つだけ】

まず、知っていただきたいのが整骨院が、本来どういう所かということ。

・お年寄りの方が毎日通う所

・腰が痛くなったら揉んでもらう所
・スポーツで出てきた張りを取りに行く所
・仕事で出てきた肩の凝りを治してもらう所

色々思い浮かびますよね。

でも、実はどれも当てはまりません。

本来、整骨院では上記のどれも診ることが出来ないんです。

 

そもそもボクたち整骨院を開業している人というのは、整体師ではなくて、柔道整復師という名前が付いています。

なぜ、「柔道」という名前が付いているかというと、柔道の技を使って施術をおこなうからなんです。だから、柔道の施術ではないマッサージや指圧は出来ません。

その柔道の施術をおこなえる疾患というのが限られていて、実は5つの疾患しか診ることが出来ないんです。言い換えれば、5つの疾患しか健康保険の適用が出来ないということです。

 

その5つとは、骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷です。

なんとなくイメージが出来ると思いますが、カンタンにいうと、ケガをした時にだけだということです。

そのケガに対して、柔道の技を使って施術する人たちのことを柔道整復師と呼び、その人たちが構える治療所のことを接骨院(整骨院)と呼びます。

だから、整骨院で腰痛を診たり、肩の凝りを診たりしてはいけないんです。

 

ですが、日本全国ほぼすべての整骨院で、多かれ少なかれそういった症状を診ています。

正直なところ、まともに5つの疾患しか診ていない所は、日本全国を見渡しても数えるほどしかないと思います。(中にはちゃんとされている先生もおられますが)

 

腰痛でも、健康保険が適用可能かどうか微妙なところもありますし、その判断がなかなか難しいのは事実としてあります。

ただ、現在の柔道整復師の仕事を見て、それが胸を張れる仕事なのかと言われれば、ボクは恐らくそうではないように思います。客観的に見ても、グレーな部分が多いのではないかなと感じています。

ボクの場合は、鍼灸師というまた別の免許を使って治療をすることが多いので、よりそういったことを感じるのかもしれません。

 

開業当初から、ボクは自費での鍼灸治療を続けてきました。

その中で、鍼灸の自費診療をする時には感じない気持ちを、柔道整復師として保険診療をする時には感じ続けていました。

正直なところ、もうこの仕事が嫌になってしまいそうでした。

だからいっそ、治療院自体を閉めようかとも考えました。

 

でも、鍼灸師として、鍼灸治療をしている時は、そんな気持ちは一切湧いて来ず、仕事をしていて楽しかった。

鍼灸治療は、金額も決して安くはないので、来られる方の症状も深刻であることが多く、結果を出すハードルも必然と上がります。

ですが、その中で結果が出た時の喜び、快適に過ごせるようになった方の嬉しそうな表情を見ると、自分が目指していた治療家という仕事が、本当に素晴らしい仕事だったんだということを改めて気付かされるんです。

 

【少しでも快適な生活をお届けするために】

柔道整復師がおこなう施術と、鍼灸治療がまた違ったものだといっても、保険診療を辞めるということは、自費での施術になるわけです。

どうしても金額が上がってしまいます。

ただ、それにより届けられるものは多く、広くなると思っています。

 

昨日も、出産の予定日を過ぎた妊婦さんが鍼灸治療に来られました。

赤ちゃんを産みたいのに何の反応もない、早く産みたい、初産だから怖さもある。

だから少しでも早く産めるように、少しでも出産が早く済むようにしてほしい。

そして高ぶった気持ちを和らげてほしいと、陣痛促進剤の準備のための入院が決まってすぐに来院されました。

 

こういった悩みで来られた方がいた場合に、柔道整復師としての自分は無力です。

何も出来ません。

ですが鍼灸師の自分としては、出来ることがあるんです。

鍼灸を施し、その晩に「気持ちがすごく楽になりました。ありがとう。」と連絡が来ました。今日の晩から明日に掛けて、初めてのこどもさんが産まれてくるはずです。

 

そんな「想い」に携わることが出来るというのは、本当に素晴らしいことだと思います。

ボクがなぜ鍼灸治療のみでの施術へ変更しようとしたのかは、昨日のその出来事にすべて詰まっていると思います。

 

【今までと変わらずアツイ気持ちを持って】

明日からは、完全プライベート施術となります。

他の方とご予約が重なることはありません。

おひとりずつ時間を掛けてお話を聞き、施術をおこないますので、愚痴や悩み、世間話でもお気軽にお話ください。

一日に診ることが出来る方の数は限られてしまいますが、その分、少しでもリラックスし、少しでも楽になって、少しでも元気になっていただけたら幸いです。

 

ボクが段上はり灸整骨院をオープンしてから、来月の10月1日(土)で丸4年になります。

大学を辞めてまで選んだ治療家の道。

好きなことを仕事に出来ない方が多い中で、鍼灸師として好きなことを仕事に出来ているわけなので、形は変わっても今までと変わらずアツイ気持ちを持って仕事に取り組んでいきたいなと思っております。

皆様の想いに応えることが出来るよう精進してまいりますので、これからもどうぞよろしくお願い致します。

 

長い文章になってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました!

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